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諏訪この1年 2011(H23)

2016年1月12日

【1月】
▽一日=諏訪大社御頭御占(おんとうみうら)の神事で、二〇一一年の御頭郷に諏訪市の上諏訪、四賀、豊田が決まる。
▽四日=市主催で恒例の新年祝賀名刺交換会。官公庁が仕事始め。
▽五日=市公設地方卸売市場で威勢よく初市。
▽八日=新春恒例の初詣ウオーク。市民ら約百人が諏訪大社下社秋宮まで歩き初め。事業廃止控えたまるみつ百貨店で「全館完全売りつくしセール」始まる。
▽九日=出初式で消防・諏訪の心意気示す。成人式に約四百人が参加して二十歳の決意。
▽十二日=ランドセルや現金が届くタイガーマスク現象が全国に広がり、諏訪市役所にも匿名で現金が。連日の厳しい冷え込みで諏訪湖がほぼ全面結氷し、御神渡り出現へ期待高まる。
▽十五日=諏訪大社上社で田遊神事と新年祈請祭。諏訪湖エリアまちなか観光案内人協議会の上社グループがガイド五千組を達成。
▽二十一日=まちづくり市民協議会が作製した続・方言カルタが完成。
▽二十七日=県教委定例会で諏訪清陵高校を中高一貫校に転換することを決定。

【2月】
▽五日=アイスキャンドルイベントで上諏訪駅周辺や高島公園などに無数の灯。
▽六日=四月の市長選へ、現職の山田勝文氏が四選目指して出馬表明。
▽十四日=市が二〇一一年度当初予算案を発表。統合・建て替えの湖南、大熊両保育園の園児が、西山の仮園舎で保育開始。
▽十六日=まるみつ百貨店閉店が迫り、買い物弱者対策が叫ばれるなか、スワプラザに企業組合「労協ながの」の出店が明らかに。
▽十九日=「スワいち・をかしまつり」で上諏訪会場にも人出。
▽二十日=まるみつ百貨店が閉店。一九六五年から四十六年間、駅前の顔としてにぎわいの中心だった。諏訪地方に唯一残ったデパートが惜しまれつつシャッターを下ろした。八剱神社で諏訪湖御渡り(みわたり)注進奉告式。三季連続の明けの海。
▽二十一日=スワプラザ一階に食料品を扱う「まるや」オープン。市の委託運行で、駅前から上諏訪地区内の生鮮食品販売店を結ぶ「買い物タクシー」も走り出す。
▽二十二日=上諏訪駅の改札口と西口に、上諏訪温泉周辺のまち歩きマップを紹介した案内看板を設置。
▽二十七日=高島三のマンション駐車場で、普通乗用車三台が焼ける車両火災。

【3月】
▽五日=市長選へ新人の藤森栄作氏が出馬表明。
▽六日=市長選へ新人で市議の今井愛郎氏が出馬表明。
▽十一日=三陸沖で「東北地方太平洋沖地震」発生。軟弱地盤の多い諏訪市内でも長く強い揺れ。
▽十二日=巨大地震と津波を受けて市が支援物資の提供を呼び掛け。市役所に次々と善意届く。
▽十三日=東日本大震災の被災地岩手県一関市に、市民から提供された飲料水や毛布などの支援物資をトラック輸送。松本市への移転に伴い、県立情緒障害児短期治療施設・諏訪湖健康学園(湖岸通り)の閉所式。
▽十六日=東日本大震災の被災地の一つ福島県相馬市へ支援物資を搬送。
▽十七日=宮城県石巻市へ支援物資を輸送。
▽十八日=市長選へ新人の芳澤範朗氏が出馬表明。駐在所から格上げされた諏訪署豊田交番が開所。
▽二十三日=し尿処理施設「中央アメニティパーク」のしゅん工神事と、周辺整備で行われた「憩いの杜」のしゅん工式。
▽二十九日=市が子育てに関する情報をまとめたホームページ「子育てサイト」開設。
▽三十日=福島第一原発事故で放射性物質の飛散が心配されるなか、市が独自に水道水を調査。安全性に問題ない?と発表。

【4月】
▽一日=長野県議会議員選挙が告示され、諏訪市区は定員一に対し、現職の金子ゆかり氏一人が届け出。無投票で三選を果たした。
▽五日=市内小中学校で一斉に入学式。被災地からの転入者も。
▽六日=東日本大震災で自粛ムードが広がるなか、七月の諏訪よいてこは予定通り実施することが決まった。
▽七日=都市計画道路・大手豊田線(サンロード)の改良事業が完了し、竣工(しゅんこう)式が行われた。
▽十三日=被災地支援として、宮城県石巻市の被災者二十一人が諏訪市に到着し、避難生活の疲れを癒してもらう。
▽十五日=国の文化審議会文化財分科会で、片倉館を国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申した。
▽十五日=市長選に出馬表明していた藤森栄作氏が出馬しないと発表。
▽十七日=市長選が告示され、現職の山田勝文氏と、ともに新人の今井愛郎氏、芳澤範朗氏が立候補を届け出、三つどもえの選挙戦に突入した。
▽十七日=市議選が告示され、定数十五に対し現職七人、元職二人、新人七人の十六人が出馬。少数激戦となった。
▽二十四日=市長選は開票の結果、現職の山田氏が多選批判などをかわし、二新人を押さえて四選を果たした。市議選は最下位が同数となり、くじ引きの結果、共産新人が当選し、現職が涙をのんだ。
▽二十八日=セイコーエプソンは、二〇一一年三月期連結決算で三期ぶりに当期純利益に転じたと発表。
▽二十九日=連合長野諏訪地域協議会の諏訪地区メーデーが「復興支援」を掲げて開かれる。
▽二十九日=湖周の十六の美術館、博物館がイベントなどで結束しようと「SUWAKOアートリング」協議会を発足。

【5月】
▽二日=山田市長が四期目の初登庁。生涯安心して暮らせるまちを大目標に掲げた。
▽十日=若手飲食店経営者らが「ソトノミー」第二弾を震災復興支援活動の一環に位置づけて実施。
▽十日=本年度の地域発元気づくり支援金に五十一事業を採択。
▽十一日=改選後初めての市議会で、議長に小林佐敏氏、副議長に横山真氏を選任。常任委員会、議会運営委員会の構成を決める。
▽十一日=石巻市で災害ボランティアをする市民が諏訪市を出発。現地で活動を行う。
▽十二日=国際ソロプチミスト諏訪が、台湾美倫会とフレンドシップリンクを締結。
▽十六日=八月の諏訪湖祭湖上花火大会を昨年と同規模で実施することを決めた。併せて石巻市で行われる花火大会に支援費を拠出することにした。
▽十六日=諏訪湖漁業協同組合の通常総代会があり、三年連続単年度黒字を報告。組合長に藤森貫治氏を再任した。
▽十八日=中部電力浜岡原子力発電所の停止を受け、市がエネルギー緊急対策本部を設置。
▽二十五日=諏訪法人会の定期総会で、会長に諏訪信用金庫理事長の花岡柾好氏を選任した。
▽二十七日=宮坂敏文副市長が任期満了に伴い退任。
▽二十七日=JA信州諏訪の通常総代会があり、組合長に雨宮勇氏の選出した。
▽二十八日=諏訪圏青年会議所が企画した高校生の寒天コンテストで、最優秀賞に諏訪実の寒天マシュマロが選ばれ、商品化されることになった。
▽三十日=諏訪市の新副市長に元企画部長の上原哲夫氏が就任した。

【6月】
▽二日=諏訪市社会福祉協議会の事務局長に現場生え抜きの桜井幸雄氏を選任。
▽六日=改選後初の市議会定例会が開会。市長公約の温泉リハビリセンター建設に向けた検討委員会関連予算案などを提案。
▽六日=リニア中央新幹線の整備計画決定後初めてJR東海が諏訪地区期成同盟会と面談。同盟会は新駅アクセスの充実を要望した。
▽十日=すわっこランドに指定管理者制度を導入するよう、同運営委員会が山田市長に答申。来年度移行する方針を明らかに。
▽十三日=青い目の人形を中洲小に送った米国人の孫夫妻が人形と対面。児童たちの歓迎を受ける。
▽十四日=春の褒章が発表となり、郵便切手類販売者の千野明宏さんが黄綬褒章を受章。
▽十四日=震災被災地の派遣要請で石巻市へ派遣された市職員が職務内容や現状を報告。
▽十六日=国際ソロプチミスト諏訪が二十五周年記念式典を開催。
▽十八日=春の叙勲受章者が発表となり、鉄道業務功労で元国鉄職員の堀込和夫さんが瑞宝単光章を受章。
▽二十六日=消防ポンプ奏法大会があり、ポンプ車は第五分団、小型ポンプは第八分団がそれぞれ優勝。
▽二十八日=保育所専門委員会が「豊田と文出の二園は統合が妥当」とする答申を山田市長に提出。
▽二十八、二十九日=第五次総合計画策定に向け、議場で小、中学生と懇談会。
▽三十日=県中部で強い地震があり、松本市で震度5強を観測。交通機関に影響が出た。

【7月】
▽一日=駅前と市民会館前の両市営駐車場が三時間無料となる。
▽三日=「ヒシ取り大作戦」。おととし以来となる諏訪湖のヒシの除去作業。
▽七・八日=市教委が市内全小中学校で空間放射線量を測定。市独自に実施し、健康に影響の無い値を確認。
▽八日=豊田と文出の二保育園は統合が妥当?とする答申を保育所専門委員会から受けた市が保護者対象に説明会。異論の声も多く。
▽十日=水陸両用バス「諏訪湖探検ダックツアー」が乗車三万人を達成。
▽十三日=市が温泉リハビリテーション施設の検討委立ち上げ。
▽十五日=応用物理学会リフレッシュ理科出張教室が城北小で。短期滞在していた宮城県石巻市の被災者が諏訪湖遊覧楽しむ。
▽十六日=小学生を主な対象にした子ども向け体験プログラムとして初めて企画されたキッズズーラが開幕0。
▽十九日=湖畔のカリン並木で袋掛け。
▽二十三日=第三十二回市民まつり「諏訪よいてこ」。大賞は諏訪赤十字看護専門学校。
▽二十六日=JA信州諏訪とJA共済が諏訪広域連合に贈った、諏訪消防署の高規格救急車の受納式。
▽二十七日=こなみ保育園整備事業起工式。県ポンプ操法・ラッパ吹奏大会出場選手激励会。
▽二十八日=市美術館諏訪敦絵画作品展「どうせなにもみえない」開幕。
▽三十一日=すわっこランドで来場者百七十万人を達成した。

【8月】
▽一日=諏訪大社下社夏の遷座祭お舟祭り。御頭郷で上諏訪・四賀・豊田三地区が奉仕。
▽三日=七月から三時間無料化の駅周辺駐車場の利用状況まとめ。前年同期比約30%増。
▽六日=戦争はいやだ、平和を守ろう会が歌集『不戦を誓う二百人一首』思いを聴く会。
▽八日=「サマーナイトファイヤーフェスティバル」を水陸両用バスで湖上から楽しむ特別ナイト便始まる。夜間運行も初めて。
▽九日=消防署に新しい指揮車。
▽十日=市政施行七十周年記念式典。
▽十五日=第六十三回諏訪湖祭湖上花火大会。三十六セット三万九千発、市民の激励メッセージをつけた鎮魂花火も打ち上げた。
▽十八日=リニア中央新幹線建設促進諏訪地区期成同盟会総会。国の計画決定など受け方針転換。
▽十九日=霧ケ峰高原車山肩にトイレ整備。
▽二十一日=市ふれあい広場・ボランティアフェスタ。
▽二十七日=諏訪赤十字病院市民公開がん講演会でチェルノブイリ原発事故の医療支援活動をした、医師の菅谷昭松本市長が話す。
▽二十八日=市地震総合防災訓練が四賀地区・四賀小学校をメーン会場に、市民の手による救助訓練を初披露。二葉高生徒と保護者有志が、大震災復興支援慈善映画上映会。
▽二十九日=豊田文出で交通死亡事故。
▽三十日=市議会九月定例会開会。
▽三十一日=阿部知事が上中で二年生徒たちと意見交換。

【9月】
▽一日=東日本大震災、県北部地震から半年弱、三月の震災以降初めての防災の日。市内公共機関や学校、事業所でも訓練や防災を考える会などで、震災を意識した取り組み。
▽二日=新作花火詰めの準備。大型台風接近で問い合わせが殺到し、市長が「予定通り開催」と会見。
▽三日=第二十九回全国新作花火競技大会。大観衆が一万七千発を楽しんだ。市原田泰治美術館特別企画展「原田泰治のBOOKWORKS」開幕。
▽四日=新作花火から一夜明け会場になった湖畔公園で一斉清掃。
▽八日=豊田、文出両保育園の統合・建て替え問題で、市長は市議会で必ずしも統合に固執しない姿勢を示した。
▽十日=第十一回諏訪市農業祭。
▽十一日=市教委主催手づくり音楽会で「復興応援コンサート~歌声を未来へ~」。元気な歌声、児童生徒や合唱グループ五百人で。
▽十四日=文部科学省主催出前授業「どこまで知ってる?放射線」が四賀小で。四年生児童が、放射線計測の第一人者で名古屋大名誉教授、工学博士の森千鶴夫さんから教わる。
▽十五日=市理事者らが九十九歳以上のお年寄り宅へ敬老祝賀訪問。諏訪大社上社十五夜祭奉納相撲の相撲踊り奉納神事。
▽二十五日=第十六回諏訪湖一周ウォーク
▽二十八日=第六十三回諏訪湖祭湖上花火大会競技花火表彰式。
▽三十日=退任の細野祐教育長の歓送式。後任に小島雅則氏。

【10月】
▽一日=東日本大震災の被災地のこどもたちに贈ろうと、豊田小の児童が手づくりした「心配引き受け人形」千個が、短期保養で来諏の石巻市の人たちに寄託された。
▽二日=吹奏楽を演奏する上社の杜音楽祭が行われ、総勢約百九十人が奏でる音色が響いた。
▽三日=諏訪市国道20号諏訪バイパス建設促進期成同盟会の設立総会が開かれ、市内四つの地区組織が一本化された。
▽五日=豊田地区の二保育園の統合・建て替え問題で「豊田保は現地で建て替え、文出保は耐震補強をして存続」が決定。
▽八日=諏訪湖漁業協同組合が名産化を目指す「鮨鮒(すしぶな)」の試食・販促イベントがあった。
▽九日=みんなの消費生活展と健康まつりが行われ、認識を新たにした。
▽十二日=諏訪市総合計画審議会第一回会議が開かれ、年度内に策定する第五次総合計画について審議を開始した。
 下水道使用料の賦課漏れが二十件見つかり、市が議会に報告。総額は推計でおよそ五百三十万円。
▽十三日=諏訪圏工業メッセ二〇一一が二百六十一社(団体)が出展し開幕した。
▽十四日=薩摩正本紙社長が死去。七十二歳。
▽十九日=市独自で空間放射線量の測定を始めた。
▽二十二日=霧ケ峰高原草原再生事業の十一回目の雑木処理作業が行われた。
▽二十九日=諏訪実業高校でプチショッパーズ「長野うまいものまつり」が開かれ、地元商店の協力による食のメニューや被災地の野菜販売などが人気を呼んだ。

【11月】
▽二日=20%のプレミアムが付いた「諏訪市共通飲食券」の販売が始まり、三日までに完売した。
 JA信州諏訪が本所前で関税撤廃を原則とするTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に反対する決起集会を開いた。
 諏訪実業高校で完成した小体育館の落成記念式典と祝賀イベントが開かれた。
▽十四日=上諏訪駅西口交通広場の整備について考える第一回検討委員会が開かれ、委員から多種多様な意見が出された。
▽十七日=保護者会連合会との懇談会のなかで、市が豊田保は来年度建て替え、翌二〇一三年度から耐震強度数値が低い園舎から優先順を決めて工事していく方針を示す。
▽十九日=国の重要文化財指定を受けた片倉館で記念式典が開かれた。
▽二十日=理科や科学の知識を深める実験や工作など体験する諏訪市出張理科教室が諏訪中学校で行われ、児童生徒でにぎわった。
▽二十四日=国の登録有形文化財に登録された諏訪市内四カ所八件の建造物の各所有者に登録証とプレートが伝達された。
▽二十六日=諏訪が生んだ考古学者で大きな足跡を残した藤森栄一の生誕百年を記念した企画展が諏訪市博物館で始まった。
▽二十七日=諏訪市主催の現場競り売り方式を含む公売会があり、市民らが貴金属類や業務用器具、趣味の品々など差し押さえ物品を購入した。全九十三点のうち五十四点が落札され、計十四万三千十円の落札額だった。

【12月】
▽一日=諏訪商工会議所と松本大学連携の「長野バランチ開発事業」で完成した弁当などがお披露目された。
▽七日=湖畔公園を自転車走行と歩行者が共存できる環境整備のため、来春社会実験を行う方針を、市が市議会一般質問で示した。
▽十日=すわっこランドが来場百八十万人を達成した。
▽十三日=冬の宿泊客誘致で、市内三ホテルが高級食材を使ったオプション料理を考案、関係者の試食会があった。
▽十七日=三歳未満児保育のひなどり保育園が、新しく園舎の建て替えを計画。「新施設をつくる会」の学習会が開かれた。
 諏訪二葉高校演劇部が、関東大会に出場する記念公演を校内で開いた。
▽二十日=環境プラザすわの布絵キルト部会が高島城の風景をキルトにした作品を市に寄贈。
▽二十一日=上諏訪駅西口交通広場の整備について考える検討委員会で、整備案がまとまらず市は来年度当初予算への予算計上を見送る?とした。
▽二十三日=諏訪湖鳥類被害対策協議会が三日間、魚食性鳥類のカワアイサの集中一斉追い払いを諏訪湖で行った。
 第十五回アジアペタンク選手権で、準優勝した二選手が会見し「さらに上を目指したい」と話す。
▽二十六日=諏訪赤十字病院の通院治療センターや健診センターなどが入った新棟竣工(しゅんこう)記念式典があった。
 市役所に市内中学生から匿名で手編みのショールが届いた。
▽二十八日=官公庁や多くの企業で仕事納め。