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市少年野球会新チーム発足 中学部活動の地域移行へ

2025年1月27日


 諏訪市少年野球会は26日、中学校部活動の地域移行を見据え、社会体育クラブ「オール諏訪」を立ち上げた。発足式をしんきん諏訪湖スタジアムで開き、小学6年生から中学2年生までの選手14人が意気込みを披露。主将は「中体連南信地区大会の優勝」と目標を掲げた。
 少年野球リーグ戦などを主催する同会は、2026年度末をめどに行われる休日部活動の地域移行に向け、市教育委員会と協議。部員不足で活動が難しい学校もあるため、地域全体の「受け皿」を目指し、新たな軟式野球チームを結成した。
 入団資格は諏訪郡内の中学生とし、発足式までに諏訪市、茅野市、下諏訪町の選手が集まった。中体連の参加資格を得て、活動は毎週土、日曜日の午前中に設定。クリーンレイクグラウンドを拠点に、年明けから練習を始めている。
 総監督には、広島東洋カープなどに所属した元プロ野球選手の木村一喜さん(48)=諏訪市=を迎えた。「多くのいい選手を諏訪から育てたい。子どもたちには、感謝の気持ちで取り組んでほしい」と期待した。
 主将は「高校までは野球を続けたいと思っていた。学校の野球チームは人数不足で不安だったので、チームをつくってもらえて感謝している」と話した。
 会費は月2千円で、選手を募集している。
 (写真は、意気込みを見せる新チームの選手)