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大芝高原「味工房」が南箕輪中生とジェラート商品化
2025年1月26日
南箕輪村大芝高原内の農産物直売所「味工房」は、南箕輪中学校(同村)生徒とコラボレーションしてアップルティー味のジェラートを商品化した。村内で栽培されたリンゴ「ふじ」のコンポートを使い、地域食材のアピールにつなげるのも狙い。期間限定で販売している。
切っかけは、「地元の物を有名にしたい」という生徒からの提案。観光客らから人気を集める同店のジェラートと、村内でも多く生産されているリンゴに着目した。組み合わせることで村の魅力をより知ってもらえる—と考えた。
商品は、同店の各種ジェラートのベースになっている「ミルクジェラート」を活用した。別の商品用に冷凍保存していたコンポートを流用し、アールグレイの茶葉を混ぜた。リンゴの食感と茶葉の香りを楽しめるのが特徴の一つだ。
開発に携わったのは、総合的な学習の時間で地域の魅力を発信しようと取り組んできた3年生の7人。提案を基に同店が用意した試作品数点を食べて、採用のジェラートを決めた。「イメージ通りのジェラートに仕上がった」とする。
7人とは別の生徒2人が協力し、販促用の掲示物を作った。店内に掲げ、アピールにつなげている。リーダーの生徒(15)は「子どもからお年寄りまで楽しめる味。作ったジェラートを通じて村が活性化すれば」と期待する。
いずれも税込みでシングル350円、ダブル420円。同店の担当者は「リンゴの食感も良く、紅茶の香りを楽しみながら味わうことができる。中学生の思いが込められたジェラートを食べてみてほしい」と呼びかけている。
販売は午前10時〜午後4時。水曜定休。(写真は販売中のアップルティー味のジェラートと掲示物を持つ生徒)