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フリマ形式古本市25日 読書通して交流の輪
2025年1月22日
第3回「かみすわ一箱古本市」が25日(土)午前10時から午後4時まで、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで開催される。諏訪地域をはじめ県内外から21店舗が参加。個性あふれる「一日だけの本屋さん」が集まり、フリーマーケット形式の古本市で、読書を通じた交流の輪を広げる。 諏訪市と「文化の場づくりを目標に何かやってみるチーム(ブンカバ)」の主催。全国的に書店が減少する中、文化的な地域の拠点づくりを目指し、2023年2月に第1回古本市を開催した。
今回も多彩な出店者が小説やエッセー、児童書や絵本、自作の文芸誌などを持ち寄る。店主と客という関係を超え、本好き同士で交流できるのも魅力の一つ。午後1時からは「スワんこプロジェクト」が紙芝居と人形劇を上演。アナログレコードの鑑賞もある。
サテライト会場は12カ所に増設する。JR上諏訪駅周辺を中心に、飲食店、雑貨店、古着店などで読書や本選びを楽しめる。本町二丁目会場では、地元商店の協力で持ち帰り自由の古本を用意。本を切っかけにしたまち歩きで地域の魅力を伝える。
ホームページでは、チラシに掲載できなかった店主たちの熱い思いを紹介。ブンカバの一人は「店主さんとお客さんとのやりとりを大切にしたい。すてきな本とすてきな人に会いに来てほしい」と呼びかける。
準備を進める女性は「デジタルもいいけれど、アナログの良さを伝えていきたい。本をフックに人と人のつながりを生み出せたら」と話していた。
入場無料。出店者の情報などはホームページに掲載する。問い合わせはブンカバのメール(bunkanoba@gmail.com)へ。
(写真は、古本市をアピールするブンカバの皆さん)