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さよなら辰年 12年後へ辰野町民らの手紙など封入

2024年12月28日


 辰野町は町役場の仕事納めの27日、全国の市町村名で唯一ことしの干支(えと)の「辰(たつ)」の字が含まれることにちなんで通年取り組んできた記念事業を締めくくる「辰年フィナーレ感謝!感謝!の大納会」を役場で開いた。町民らが2036年の次の辰年への思いを託した手紙や寄せ書き、記念品など302点をメモリアルボックスに封入。役場町民ホールで保管し、36年に開封することを約束した。
 手紙や寄せ書きは募集し、住民や小中学生からことしの辰年の思い出や次の辰年への思いがつづられた290点が寄せられた。武居保男町長ら理事者が、ガチャガチャ(カプセル玩具販売機)で販売して大ヒットした辰年缶バッジや辰年ロゴマーク入りのポロシャツなどと合わせてメモリアルボックスに納めた。
 会には町幹部や担当職員ら約30人が出席。この日に販売が終わった辰年缶バッジの「ガチャ納め」をし、一人一人がガチャを回した。これまでに登場した缶バッジの詰め合わせを贈る人を決める抽選も行い、くじ引きで応募者710人の中から当選者5人を選んだ。辰年への感謝を込め、だるまの目入れもした。
 町はことし、辰年缶バッジをはじめ、記念ロゴマークの制作、元旦ウオーク、1月4日の仕事始めに合わせた辰年開幕式典、6月の辰年セレモニーなど多彩な辰年企画を打ち出してきた。武居町長は「辰年のイベントが日々の後押しをしてくれた一年だった。缶バッジを付けるなど、町民も辰年を意識してくれたと思う」と一年を振り返った。
(写真は、メモリアルボックスに町民から寄せられた手紙や寄せ書きを入れる武居町長)