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「怪物」の世界に浸る 公開1周年でトークなどフェス

2024年6月10日


 諏訪地方観光連盟と諏訪圏フィルムコミッション(FC)は8日、諏訪地域がロケ地となった映画「怪物」公開1周年の記念フェスティバルを諏訪市の諏訪湖間欠泉センターで始めた。館内には撮影セットの再現や道具を展示。初日は是枝裕和監督ティーチインとして、伴瀬萌プロデューサー、出演者で湊役の黒川想矢さんと依里役の柊木陽太さんも急きょ加わたトークイベントがあり、多くのファンらが「怪物」の世界に浸った。
 トークは屋外で行われ、SNSなどで情報を得た県外など150人以上が集まった。是枝監督は「お世話になった諏訪でイベントをしていただけ、幸せな映画。温かく見守っていただけいい撮影ができ、作品に影響あり本当に感謝している」と挨拶した。
 会場の質問に答える形式で、演じる心情やどのシーンが好きかなど、ファンから熱心な質問が相次いだ。カットされた場面に話が及び、休息時の写真から立石公園での撮影に至った裏話も披歴された。公開前に亡くなった音楽担当の坂本龍一さんを「最後に仕事ができ光栄。映画の中の2人に寄り添い、いいコラボレーションになった」と話していた。
 同日は是枝監督がキャストに食事などを提供した湖周6店舗のキッチンカーが出店。自身も地元銘菓の販売を手伝った。10回ほど鑑賞し神奈川県から1泊で訪れた会社員の多々良悠太さん(25)はサインをもらい「思った通りの気さくな人」と感激していた。
 トークは岡谷スカラ座でもあった。間欠泉での撮影セットなどの展示は来年2月末まで。午前9時〜午後6時。入場無料。
 (写真は、是枝監督ら出演者も交えて行ったトークイベント)