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雨の中 迫力の試合 信大と福井県立大アメフト交流戦

2024年6月4日


 信州大学(本部・松本市)と福井県立大学(福井県)のアメリカンフットボール部による交流戦「伊那ローズボール」が2日、伊那市陸上競技場であった。信大アメフト部運営母体の一般社団法人「信州アメリカンフットボール部WILDCATS」(伊那市)が企画し、2回目。激しいタックルや相手をなぎ倒す走りなど迫力ある試合を繰り広げ、観客を楽しませた。
 東海学生連盟1部に所属する信大「ワイルドキャッツ」と、北陸学生連盟1部の福井県立大「ワイルダーズ」が対戦。試合の流れに合わせて得点方法や反則などのルールを解説するアナウンスを流し、観戦しやすくした。
 雨の中、選手たちは懸命なプレーを見せた。高くジャンプしてパスボールを果敢につかんだり、ブロックで相手を倒して攻撃を阻止したりと練習の成果を披露。信大は序盤から優位に試合を進め、51—6で勝った。
 地域住民や信大アメフト部OBらが観戦。地元ダンスチームがハーフタイムショーに出演し、盛り上げた。南箕輪村の男性(46)は昨年に続いて訪れ、「生のアメフトを間近で見る機会は少ない。楽しい」と話した。
 交流戦は、同市内でバラにちなんだイベントが開かれているのに合わせて計画。同法人の佐々木一之代表理事(58)は「まだ多くに認知されている競技ではない。これからも続けて、知ってもらう切っかけになれば」とした。
(写真は、体をぶつけ合いプレーする選手)