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岡谷太鼓まつり 生誕100年小口大八さんに焦点

2024年5月24日


 8月13(火)14(水)両日の市民祭、第55回「岡谷太鼓まつり」へ、まつり実行委員会の笠原新太郎企画委員長は23日、初日「メーンステージ」のプログラムにことし生誕100周年を迎えた御諏訪太鼓の宗家、小口大八さん(1924〜2008年)をしのぶ企画を盛り込む考えを明らかにした。詳細は今後、企画委のメーンステージ部会で詰めていくといい、笠原委員長は「大八さんは太鼓まつり創始者の一人。節目に原点に立ち返り、祭りを未来永劫(えいごう)つないでいく契機にもしたい」などと思いを語った。
 この日、祭りの実施概要や組織図、スケジュール、予算の正式決定へ岡谷商工会館で開かれた常任祭典委員会の席上、両日のスケジュール説明の中で笠原委員長が示した。
 御諏訪太鼓保存会などによると、小口さんは岡谷市生まれ。親戚のみそ蔵から「御諏訪太鼓」の譜面が出てきたのを機に譜面の解読、復元を始め1951年には明治以降、途絶えていた御諏訪太鼓の形をほぼ整えて復興。53年に保存会を結成した。かねて「岡谷全市に太鼓の輪を」と考えており、市内の商業者らと太鼓まつりの具体策を練り上げ、御諏訪太鼓の指導の下、岡谷太鼓が始まった。
 御諏訪太鼓から企画委に相談があり、検討を開始。小口さんが62年に作曲し、市内にとどまらず日本中、世界中で指導してきた和太鼓の「トップメジャー曲」ともいえる「勇駒(いさみごま)」を全国御諏訪太鼓連合会員、岡谷太鼓などで演奏する案が出ている。
 勇駒は、79年の岡谷太鼓まつり初回から演奏されるなど祭りとのゆかりも深い。御諏訪太鼓保存会の古屋邦夫会長は、節目の年にこうした企画が取り入れられることを「ありがたい」と感謝するとともに、「指導を受けた人が一人でも二人でも多く集まり、宗家や先人に感謝をする機会になれば」と願う。
 (常任祭典委員会の様子)