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ピンクに染めるフクロナデシコ　辰野町樋口で見頃

2024年5月21日


　辰野町樋口の畑で、フクロナデシコが見頃を迎えている。遊休農地を解消する狙いで、近くに住む男性(75)が地権者と協力して栽培。ハート型のかれんな花弁が13㌃をピンク色に彩っている。見頃は今月末まで。
　栽培３年目のことしは、今月上旬に咲き始めた。ほかの植物が生えた影響でむらはあるが、遠くから眺めるとピンク色のカーペットが敷かれたよう。近くの道を行き交うドライバーや近隣住民の目を楽しませている。
　男性は町農業委員会の会長を務めており、農地利用を推進する立場。「そのままにしていれば農地は荒廃する」とし、「花を育てるだけで草刈りの回数は減る。有効利用して咲かせた花を見てほしい」とアピールする。
　フクロナデシコ畑は、町荒神山公園南側の集落内にある。自由に見ることができる。
（写真は、見頃を迎えているフクロナデシコ）