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「御柱の森」にモミ植樹 協力一致で未来の用材を 下諏訪町

2024年5月20日


 下諏訪町の御柱の森づくり協議会は19日、未来の諏訪大社下社御柱用材を育てる「御柱の森づくり・樅(もみ)の木街道植樹祭」を、町郊外の東俣国有林で行った。用材候補木を植える活動を通して、御柱祭を受け継いでいこう—と毎年実施している。
 町内各区有志でつくる実動部隊の御柱用材を育む会をはじめ諏訪大社、各区大総代、町、町議会、南信森林管理署など同協議会の構成団体から約80人が参加。県道八島高原線から入った観音沢林道沿いの斜面に、高さ1〜1・5㍍のモミの幼木15本を手分けして植え、ニホンジカの食害を防止するネットで囲った。
 1996年に発足した育む会を核に包括的な組織として同協議会を立ち上げ、2002年11月に同国有林(広さ1630㌶)の一部383㌶を「御柱の森」と位置付けて、一帯の整備、モミの育成を目的に同署と協定を締結。18年5月には町制施行125周年記念事業で125本の苗木を植えるなど、これまでに約474本を植樹した。
 同協議会の今井憲彦会長(64)=萩倉=は、ことし4月に同署との協定を更新(28年までの5年間)したことに触れながら、「御柱祭で使用される立派な御柱に育つことを願い、植樹や植栽木の管理などに育む会や関係機関の皆さんと協力して取り組みたい」とあいさつ。
 会場では町木遣保存会の宮坂明宏会長が、「奥山に育て神の木 千年の杜(もり)に 守れ育め東俣を 皆さまよろしく頼むぞ」と植樹祭の時にだけ鳴く特別な木やりを披露し、「よいさ」「よいさ」のかけ声で作業をもり立てた。(写真は、モミの幼木を植樹する育む会の会員たち)