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一面ピンク花に囲まれ 南箕輪のフクロナデシコ

2024年5月17日


 南箕輪村南原の国道361号沿いで、フクロナデシコが見頃を迎えている。ハート型のかれんな花弁が一面に広がり、約50アールがピンク色のカーペットのよう。運転手や地域住民らの目を楽しませている。
 栽培しているのは、伊藤照夫さん(86)と久子さん(82)夫婦。飼料用のトウモロコシを育てていたというが、酪農をやめたのを切っかけに十数年前に花に切り替えた。以降、毎年世話を続けて公開している。
 今月上旬に咲き始めた。日増しに花数が増えており、ピークは20日(月)前後。6月上旬まで楽しめそう。畑の中に入って見ることができ、照夫さんは「ここまで順調。見てほしい」とアピールする。
 上伊那地域で有数のフクロナデシコ畑で、村観光協会への問い合わせも増えている。同協会の担当者は「県外からの問い合わせもあり、村内の観光資源。村に訪れる切っかけになっている」と話す。
(写真は、畑一面を覆うピンク色のフクロナデシコ)