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伊那華のシリーズ「米粉みるくろうる」　11日ＪＡ上伊那が新発売

2024年5月9日


　プライベートブランド「伊那華（いなか）のシリーズ」を開発・販売しているＪＡ上伊那（伊那市）は、新商品「伊那華の米粉みるくろうる」を11日（土）、管内の直売所、Ａコープ店などで発売する。生地に上伊那産コシヒカリの米粉と地域の若手酪農家が開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を使用。クリームは地元メーカーが提供する「すずらん牛乳」で濃厚に仕上げた、食べ応えのあるロールケーキだ。
　同ＪＡによると、米や牛乳の消費量が全国的に落ちてきている中、消費拡大を狙って昨年春ごろに開発に着手。米粉特有の舌触りやクリームの濃度など試作や試食を重ね、11カ月の開発期間を経て発売。地元の農産物を使った同シリーズの22品目となる。
　生地は小麦粉を使わず、米粉のひき具合を調整してもちもちとした食感に。クリームは甘さは控えつつも、濃厚さと牛乳本来の味わいを引き出した。冷凍保存のため、解凍時間によってさまざまな食感が楽しめるという。
　西村篝組合長は「米の消費や作付けが減り、畜産農家も餌や資材などの価格が高騰している。少しでも消費を増やしたいと開発した」とし、「甘さ控えめで（解凍時間で）食感も変わる。ぜひ食べてもらい、感想を頂ければ」とＰＲする。
　ロールケーキは、長さ約８センチの１本入りで1000円（税込み）。ＪＡ上伊那各直売所、同管内のＡコープ店、ファミリーマートＪＡ店などで取り扱う。（写真は11日に発売する「伊那華の米粉みるくろうる」をＰＲする西村組合長）