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古御柱をリサイクル 手長神社にサイクルスタンド

2024年5月3日


 諏訪市茶臼山の手長神社の第四ブロック有志は、2016年に行われた同社御柱祭の四の柱を活用したサイクルスタンドを制作した。諏訪湖八ケ岳自転車活用推進協議会(スワヤツサイクル)が普及を進めるスタンドで、2日、手長神社の焼き印を入れて観光振興と自転車利用者の安全を願った。
 有志代表の進藤実さん(49)がコミュニティーFMでラジオ番組を放送していた頃、ゲストとして、スワヤツサイクル代表で自転車冒険家の小口良平さん(43)が出演。御柱でサイクルスタンドを作りたい—と、夢のように語り合った。
 「ぜひ実現したいという思いがあった」と進藤さん。23年の御柱祭終了後、小口さんも「本当にできるんですか」と驚く中で具体化に向けて話が進んだ。御柱休めで役目を終えていた第四ブロック担当の古御柱を製材し、新たな姿に生まれ変わらせた。
 完成したサイクルスタンドは高さ約1.1メートル、横約2.1メートルの大きさ。ことし4月初めから小口さんが制作に当たり、アカマツの木目が生きるように透明な塗料で防腐加工を施した。四の柱から計6基が制作され、手長神社のほかに間欠泉センター、釜口水門や岡谷湖畔公園に設置した。
 小口さんは「夢のような話だったので、実現できてうれしい」と笑顔。さまざまな神社の古御柱でサイクルスタンドを作る構想もあるといい「御柱を使ったサイクルスタンドは、諏訪でしか作れない。夢は発信することから始まる」と語った。
 進藤さんは「古い御柱に新しい命が与えられた。湖周サイクリングロードが開通したが、諏訪には良い所がたくさんある。サイクリストの皆さんに回ってもらいたい」と完成を喜んだ。(写真は手長神社に設置された古御柱のサイクルスタンド)