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伊那市駅のトイレ施設 建て替え完了

2024年5月1日


 JR伊那市駅(伊那市)に隣接するトイレ施設が、リニューアルした。老朽化していたといい、市が建て替えた。屋上デッキが備わっており、電車の往来などを見ることができるのが特徴の一つ。30日に現地で竣工(しゅんこう)式が開かれ、出席した約20人が完成を祝った。
 木造平屋建てで、46.38平方メートル。同市産のヒノキも利用した。男子用には便器5基、女子用には2基やパウダールーム、多目的用には1基とベビーシートなどを整備。一部の壁紙には高山植物や仙丈ケ岳の大型写真を使った。事業費は約6800万円。
 屋上デッキは、37.79平方メートル。階段で自由に上り下りできる。デッキからは構内の電車や街並みを眺めることができるほか、遠くにそびえる南、中央アルプスも展望できる。見晴らし台としての役割を持たせ、観光客も利用できる機能も整えた。
 式で白鳥孝市長は「地元の木をふんだんに使ったトイレで、植物の写真も。多く利用するのは学生だが、観光をする人も使ってほしい。末永く大事に利用してもらいたい」とあいさつ。式後にはデッキに上り、豊橋行きの電車を見送った。
 JR東海によると、飯田線沿いの駅で屋上デッキ付きのトイレは初。東海旅客鉄道事業本部飯田支店の大坂勝典支店長は「飯田線の見どころとしてアピールし、誘客に努めたい。飯田線、伊那市が発展するように努力していきたい」としていた。
(写真は、屋上デッキから電車を見送る出席者たち)