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「みのわBASE」きょう開所 多世代の交流に期待

2024年4月27日


 箕輪町は26日、松島のJA上伊那箕輪町支所西側に建設した防災交流施設「みのわBASE(ベース)」の竣工(しゅんこう)式を同所で開いた。白鳥政徳町長や工事関係者、地元代表らが約40人が出席。地域の防災拠点であり、誰もが気軽に利用できる多世代交流の場としての活用も期待される新たな施設の完成を祝った。きょう27日から利用を開始する。
 老朽化した町社会福祉総合センターの機能を保ちつつ、防災や住民交流、地域活性化の役割も担う施設を目指し、昨年3月に着工した。鉄骨2階建てで、延べ床面積は1085.56平方メートル。1階には、キッズコーナーや図書・AVコーナーを備えるフリースペースやカフェ、ギャラリーを設置し、2階には会議室と学習室を置く。
 テープカットに続き、白鳥町長は「防災拠点でもあり、さまざまな世代の町民が集い、交流し、活動する新たな空間となるように努めていく」と式辞。施工、監理業者に感謝状を贈った。
 施設の愛称「みのわBASE」を命名した、ともに会社員の小幡直久さん(43)=松島=と池上稔さん(48)=木下=にも記念品を贈呈。小幡さんは「町民みんなに知ってもらい、安心できて楽しめる場所になれば」、池上さんは「小さい子からお年寄りまで集う場所になってほしい」と期待した。
 看板などには施設のロゴも掲げられた。みのわBASEの頭文字MとBを抽象化したデザインになっている。
 開館時間は午前9時〜午後9時半で、カフェコーナーのみ午前10時半〜午後5時半。毎月第3日曜と12月29日〜1月3日が休館で、カフェコーナーは毎週火曜休み。
 利用無料(営利目的除く、会議室は冷暖房費1時間200円)。1階フリースペースは、予約不要で誰でも利用可。1階ギャラリーコーナーと屋外軒下スペース、2階の二つの会議室は予約制で、カフェ、学習室(登録制)を含め5月7日(火)から利用開始。
 予約は、消防団、防災組織、社会福祉団体が使用日の3カ月前、それ以外の町民は2カ月前、それ以外は1カ月前から受け付ける。同所に電話(0265・79・3190)で申し込み、事務所に使用許可申請を提出する(28日から受け付け)。
(写真は、愛称やロゴが入った看板を見る名付け親の小幡さん=左=と池上さん)