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地元ガチャ人気じわり—大芝高原で魅力PRに一役—

2024年4月20日


 南箕輪村の大芝高原に村観光協会が設置しているガチャガチャ(カプセルトイ)が、ひそかな人気だ。玩具の材料に同高原のアカマツを使ったり、村のマスコットでアカマツの妖精「まっくん」をモチーフにしたりと観光客らを中心に興味を引き、地域のPRに一役買っている。
 ガチャガチャは▽アカマツを使ったウッドチャーム(木製の飾り)▽アカマツを盆栽のように育てるキット▽まっくんの缶バッジ—の3台。森の交流施設内にある観光森林課入り口に並ぶ。昨年6月に置いたウッドチャームを皮切りに、11月に盆栽キット、ことし2月には缶バッジを追加した。
 ウッドチャームは、村の地域おこし協力隊らが動物を中心に約30種類を手作り。やすりを同封し、購入者が仕上げることで木の感触や香りを感じてもらう。盆栽キットは、無料配布するアカマツの種を植えて育てる。種は職員が同高原の松ぼっくりから採取したもの。まっくん缶バッジは泣いたり笑ったり、多種多様な絵柄が48種。売り上げの一部は森再生のための苗木購入など、森林事業に充てている。
 村木のアカマツを身近に感じてもらえるよう同協会職員がアイデアを出し合う中で生まれたガチャガチャ。現在も一つ一つ手作業で封入する。これまでに約1200個が売れた。大芝サービス係の田中侑樹さんは「村の土産として持ち帰ってもらえる。いろいろな形でアカマツに興味を持ってもらえれば」と話す。
 1個100〜200円。問い合わせは同協会(電0265・72・2180)へ。
(写真は、村観光協会が設置しているガチャガチャ)