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下諏訪温泉ご当地キャラ「綿音(わたね)」人気に応えグッズを拡充 集客増にも期待寄せ

2024年4月19日


 下諏訪温泉旅館組合は、下諏訪温泉のご当地キャラクター「下諏訪綿音(わたね)」のグッズを増やしている。2022年に地元での認知度向上や集客に生かそうと初めてキーホルダーと缶バッジを作って以来、グッズを求めて訪れるファンが増加。何度も来訪するファンも多く、期待に応えようと1年1商品を目安に今後の拡充にも前向きだ。
 下諏訪綿音は全国の温泉地活性化を目指してデザインされ、全国と台湾で127体(1月現在)あるキャラクター「温泉むすめ」の一つ。機械仕掛けの精巧な物が好きで、上諏訪温泉の「上諏訪雫音(しずね)」と双子—などの設定がある。
 同組合のグッズは、JR下諏訪駅構内の観光案内所で販売している。22年当初からキャラクターを目的に各地を巡っているファンが多く訪れており、同組合事務局の小松直人所長は「(延べ)千人以上は来てるはず」と見立てる。グッズを切っかけに町内を周遊する人がほとんどで、温泉に入ったり旅館に泊まったり観光を楽しんでいるという。
 これまでに作ったグッズはマフラータオル、ポストカード、温泉で使えるタオル。今月には以前から取り扱っている「綿の湯」の成分表を基にした入浴剤に下諏訪綿音の絵をデザインして発売し、合計で6種類となった。発売を聞きつけて訪れたファンもいて、SNS(交流サイト)で早速発信されている。
 小松所長は「観光したり仲間を連れて何度も来てくれたり相乗効果は大きい」と受け止め。商品開発部会の道見治部会長は「根強いファンが多く、売り上げも好調。周遊の切っかけにもなっていいコンテンツになっている。グッズのアイデアをくれるファンもいるので、期待に応えてまた新しい商品を作りたい」と話している。(写真は、4月までに増やしてきた下諏訪綿音のグッズ)