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観桜会5年ぶり和やかに 3市町が懇親深める 下諏訪町

2024年4月17日


 下諏訪町と岡谷市、長和町の関係者が交流を深める「観桜会」が16日、大社通の食祭館であった。新型コロナの影響で5年ぶり。180人余りが会場に飾られた桜をめでながら、和やかに杯を傾けた。
 下諏訪町と下諏訪観光協会が主催する。例年は町内随一の桜の名所・水月公園で開いていたが、雨天時の対応が難しいことから、会場を屋内に変更。3市町の商工業や観光、行政、諏訪市の観光関係者らなどが出席した。
 宮坂徹町長は「住んで良し、訪れて良しの観光都市下諏訪を掲げ、持続可能な観光地域づくりに取り組んでいきたい。インバウンド(訪日客)をはじめ、全体的な情報発信には広域の連携が不可欠。有意義な時間として、大いに懇親を深めて」とあいさつ。原昭一下諏訪観光協会長は「窓越しに見える水月公園がちょうど満開を迎えた。大いに盛り上がって楽しんで」と歓迎した。
 早出一真岡谷市長は「歴史と伝統ある観桜会にお招きいただき、心から感謝する。歴史文化、伝統を生かしながら観光振興に努める活力ある町に敬意を表したい」と祝辞を寄せた。羽田健一郎長和町長は「長和町と諏訪地域は、かつては黒曜石で日本の中心として発達したと聞く。郡は違うが、黒曜石でまとまって、この地域が発展するように尽力を」と話した。
 町議会の樽川信仁議長の発声で乾杯。町木遣保存会が木やりを披露し、祝宴を盛り上げた。(写真は、乾杯する下諏訪町と岡谷市、長和町の関係者)