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岡谷北部中生徒会の声かけで「ピンクシャツデー」「いじめ反対」表明

2024年2月29日


 2月の最終水曜日は、ピンク色の服や小物を身に着けていじめ反対の意思表示をする「ピンクシャツデー」。岡谷北部中学校では、道徳の授業で取り組みを学んだ2年生から、生徒会活動として運動に参加し、全校や地域に広めたいと声が上がり、28日に初めて実施した。本部役員ら10人がたすきとリボンを身に着け、昇降口で登校する生徒に声をかけていじめ撲滅をアピールした。
 生徒会によると、ピンクシャツデーはカナダで始まった。現在は約180の国や地域に広がっているといい、世界的キャンペーンの一つとなっている。同校では毎朝、生徒会が中心となって「あいさつ運動」をしていることもあり、二つの運動を組み合わせて本年度から「いじめ反対」の姿勢をアピールすることにした。
 同日朝、本部役員らは「いじめをなくすため、みんなでピンク色のものを身に着けよう」「いじめ撲滅に協力を」「北中からいじめをなくしましょう」などと登校してくる生徒に声をかけた。
 前日、生徒会が運動の趣旨を学級ごと説明していたこともあり、髪留めや小物などをピンク色にして学校に来る生徒や、教職員の多くも協力した。持っていない人のために、生徒会がリボンや鉢巻きなど約80個を配った。
 生徒会の副会長は「学校からいじめがなくなってほしいと願い、取り組んだ。多くの人が賛同してくれてみんなが一つの目標に向かうことは大切」と話した。新年度もピンクシャツデーは継続し、ほかの取り組みを含めて、生徒会としていじめ撲滅に力を入れていくという。(写真は、ピンクシャツデーを呼びかける生徒会役員ら)