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おいしくできたよ「トマト餃子」 中洲小がテンホウと共同開発

2024年2月16日


 中洲小学校3年1組(長田美保教諭、35人)は15日、テンホウ・フーズの協力で商品開発した「トマト餃子(ぎょーざ)」を試食した。総合的な時間の学習の一環で、知恵を絞ったオリジナル餃子が今月末から市内の城南店と福島店での期間限定販売が決まり、児童たちはうれしそうに味わって、多くの人が食べてもらえるように願った。
 餃子は学習農園で収穫したトマトでオリジナル餃子を作って農園活動を広めようと始まった。ソースはピザ、ミート、カレーの3種類と、具はチーズやウインナー、ベーコンなど組み合わせ、6グループで考案した。テンホウの五味節二工場長にプレゼンし助言を得て、具はトマトベースでウインナーと玉ネギがたっぷり、カレー風味の餃子が商品化した。
 この日は参観日で、保護者に経過やグループごと考えた食べてほしい人や工夫した点も含めて発表。児童と保護者が出来たての2個ずつを食べ、児童は「めちゃおいしい。たくさんの人に気に入ってもらえて、ずっと売ってもらえたら」と期待を高め、保護者たちも「なじみのある味にアイデアが詰まっておいしい」「形にとらわれない発想が良かった」と好評だった。
 テンホウへの依頼は昨年末にあり、商品化に急展開。トマト味は同社初で、2店舗では1カ月ほどの販売を予定する。児童たちはポップ広告も準備し、五味工場長は「ストーリー性があり、子どもたちがいろいろと考え、形にしたい思いがあった」と熱意を評価していた。(写真は商品開発したトマト餃子を試食する児童たち)