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荒神山公園春まつり17日から ひな飾り5施設を会場に展示

2024年2月13日


 辰野町に一足早い春の訪れを告げる「たつの荒神山公園春まつり」が17日(土)、同公園にある5施設で一斉に始まる。各施設がひな人形の段飾りや京都御所を模した「御殿飾り」、つるし雛(びな)などの華やかな「桃の節句」(3月3日)の展示を企画。全会場を巡ると景品がもらえるスタンプラリーも行われる。
 荒神山の冬の閑散期を盛り上げようと、約20年続く。毎年、いずれも荒神山にある辰野美術館、パークセンターふれあい、たつのパークホテル、湯にいくセンター、たつの未来館アラパの5施設が実行委員会を組織して主催し、それぞれにひな飾りを並べる。
 各施設の展示内容はさまざまで、辰野美術館には約100体のひな人形がそろう「大ひな壇」、パークホテルには3千点のつるし雛による「つるし雛タワー」がお目見えする。体験イベントを行う施設もあり、アラパは「辰(たつ)年」にちなんだ町のロゴマークがデザインされた缶バッジ作りを、土日限定で企画する。
 スタンプラリーは、各施設を回ってイベントのチラシにスタンプを押す。全てのスタンプを集めると、米玉堂食品(宮木)の「釜焼びすけっと さと味」がもらえる。先着約400人。チラシにはパークセンターを除く4施設の割引券も付き、スタンプを押すことで利用可能となる。これは初めての試みで、各施設のリピーターを増やそうと企画した。
 実行委の担当者は「全施設を回ってそれぞれの展示を鑑賞し、春がやってきたことを感じてほしい」としている。
 3月3日(日)まで。各施設ともイベント期間中は無料で入場でき、休館日を設けない。問い合わせは各施設へ。(写真は「春まつり」のポスターを手にPRする辰野美術館の職員)