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防災交流施設の愛称「みのわBASE(ベース)」に決定

2024年1月27日


 箕輪町は26日、松島のJA上伊那箕輪町支所西側に建設している防災交流施設の愛称が「みのわBASE(ベース)」に決まったと発表した。公募で集まった133件の中から箕輪中学校の生徒による投票で最終決定したもので、白鳥政徳町長は「この愛称で皆さんに親しまれる施設になってほしい。開所が楽しみ」と期待した。
 同施設は、避難所や防災拠点としての機能を持ちながら、平時には子どもから高齢者まで多世代の住民が集える場として4月にオープン予定。鉄骨2階建て(延床面積1085平方メートル)で、1階にフリースペースやカフェ、キッズコーナー、2階に会議室などを備える。
 愛称は、町民が「施設により親しみを持てるように」と、町内在住・在勤者を対象に昨年11月から約1カ月間募集。83人から応募があり、施設コンセプトなどに合わせて町が選んだ5案を箕輪中の生徒に提示し、投票してもらった。316票の中から、得票数の最も多いものに決定した。
 命名したのは、町内在住の小幡直久さんと池上稔さん。「町の災害時の拠点(ベース)になるように」「基地(ベース)という言葉は、子どもにも大人にも親しみやすそうなので、人の集まるスポットになれば」などの思いが込められているという。
 町によると、施設整備の進捗(しんちょく)は順調で、現在は内装などの工事を進めている。愛称は、看板などさまざまな場所に表記し、施設の周知に役立てる方針。(写真は愛称が決定した防災交流施設の完成イメージ=箕輪町提供)