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みはらしに「ほんだれ様」—伝統の飾りに五穀豊穣祈る—

2024年1月16日


 伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームに14日、地域の風習として伝わる小正月飾り「ほんだれ様」が飾られた。恒例の取り組みで、同公園職員や地域の農産物生産者ら約10人が作業。五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
 ほんだれ様は、束ねた丸太を土台にドングリの木の枝を差し込んだ高さ約4㍍。職員らは手分けして、枝先に長さ約30㌢のウリハダカエデの枝110本をつるした。ドングリの木の枝をしならせて、稲穂が実っている様子を表した。
 飾った場所は、園内の直売所「とれたて市場」の店舗前。21日(日)に予定する同公園のどんど焼き「せいの神」で焼くという。同公園の北嶋隆事務長(63)は「豊作の一年になるように作った。見に来てもらいたい」と話していた。
(写真は、ほんだれ様を飾り付ける職員ら)