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仲間と飾る有終の美 諏訪実高服飾科3年が発表会

2024年1月14日


 諏訪実業高校服飾科3年生は13日、諏訪市文化センターでファッションショー形式の「学習成果発表会」を開き、まばゆい昭明を浴びながら、3年間磨いた技術とセンスを詰め込んだ1着を堂々と披露した。
 「I love it」のテーマの下、発表したのは22(男子3、女子19)人。発表会へ向けては夏休み前からデザインを考え始め、授業以外の時間にも製作を続けて昨年11月末には完成させた。その後、舞台を想定したウオーキング練習や演出方法を練ってきた。
 衣装の傾向は、有終の美を飾りたいとの思いからドレス系が主流。ボリューム感のあるスカートやカラフルな色彩、和を意識した着物のような衣装などで個性を主張した。2〜4人の8グループで、2年生が操作する照明と音響の後押しで、輝きを放った。
 ショーのエンディングでは、3年生全員が舞台に勢ぞろい。黒のロングドレスをまとったチーフの生徒(18)が「3年間で作りたいものが作れるようになった。努力の成果を存分に発表できた。このクラスの仲間とここまで歩んで来られたことが幸せに思う」と話した。
 コロナ禍で制限のあったここ数年とは異なり、今回は保護者や友人、知人らが客席を埋めた。ホワイエには文化祭でのショー作品や授業作品を展示。諏訪市の「相手意識に立つものづくり科」の小中学生の作品も並べた。(写真はエンディングで勢ぞろいした生徒たち)