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「サンタラン」参加料や協賛金で子どもたちに贈り物

2023年12月24日


 11月上旬に開いたチャリティーイベント「ながのグレートサンタラン2023」の実行委員会は21日、諏訪市の諏訪赤十字病院小児科に子ども向けの本を贈った。
 サンタランは英国発祥。国内では大阪府などで行われ、県内でも17年、諏訪地域若手企業経営者らでつくる実行委員会が初めて開いた。コロナ禍で22年まで3年間はイベントを自粛したが、スポンサーの協賛でプレゼントを贈る事業は継続した。4年ぶりのランには約400人が参加し、参加料の一部や協賛企業の協力で得た約70万円をプレゼントの購入資金に充てた。
 諏訪赤十字病院には実行委員長の山崎賢一さん(岡谷市)らが「子どもたちにプレゼントを届けられてうれしい。読んでもらえる場所に置いてほしい」と、絵本や図鑑約50冊を贈った。ランにも参加した梶川昌二院長は「楽しいイベントだった。子どもは宝。健康に育つよう医療面からもサポートしたい」と感謝した。
 25日(月)のクリスマスには病棟スタッフが入院する児童、生徒に本を届けるほか、キッズルームやリハビリテーション科、外来待合などにも置くことにしている。
 同日までには安曇野市の県立こども病院や信濃医療福祉センターに計約400人におもちゃ、岡谷市民病院へも本を寄贈している。(図書などを梶川院長に贈る山崎実行委員長=右から2人目=)