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移住定住促進策で子育て向け住宅—伊那市若宮の市営住宅改修—

2023年12月20日


 伊那市が同市若宮の市営住宅若宮団地に建設していた「若者・子育て向け住宅」が完成し、19日に竣工(しゅんこう)式があった。4階建て20戸で、子育てがしやすい環境に配慮。世帯主か配偶者が45歳以下または、中学生以下の子どもがいる世帯などの入居要件を設け、移住定住の促進を図る。1月に募集を始め、3月の入居を予定する。
 鉄筋コンクリート造の延べ約1420平方㍍。間取りは全室2LDKで、子ども部屋も確保した。子どもを見守れるように対面式キッチンを採用し、壁などに市産のカラマツ材を使用。エレベーターを備え、1階ホール横の屋外には入居者が交流できる共有スペースもある。住宅使用料は月5万円で、中学生以下の子どもがいる世帯対象の市支援制度を使えば4万円になる。
 団地の住宅は1968〜78年築で老朽化が進み、市は2019年度から高齢者向け住宅1棟(20戸)、一般住宅1棟(30戸)を建て、既存住宅も順次改修。若者・子育て向け住宅は昨年11月末に起工式を開き、建設を進めた。総事業費は約7億5900万円で、うち約2億6100万円が国交付金。
 近くの伊那バイパス開通も見据えた移住定住促進策として整備し、今後の入居状況を見て2棟目の整備も検討するという。世帯主と配偶者がいずれも50歳以上になるか、末子の中学卒業で退去しなければならず、市は「ずっと住み続けるのではなく、市に定住してもらうための切っかけにしたい」とする。
 竣工式には、市や地元区、建築業者ら20人余りが出席。白鳥孝市長らがテープカットし、住宅内を見学した。白鳥市長は「子育て世代の皆さんが集まることを期待している」とあいさつした。
(写真は、完成した若者・子育て向け住宅)