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「山葡萄とまつぶさのわいん」16日から販売

2023年12月13日


 箕輪町沢の若林酒店は、町特産のマツブサと伊那谷産のヤマブドウをブレンドしたワイン「山葡萄とまつぶさのわいん」をことしも16日(土)から販売する。昨年試験的に作ったところ200本が2週間で完売する人気で、倍の400本を用意した。
 10年ほど前まで箕輪町まつぶさ会が作っていたマツブサワインの復活を願う声を受け、3年がかりで昨年商品化した。同会から提供を受けた果実と、糖分が少ないマツブサのアルコール発酵を進めるためのヤマブドウを半分ずつの割合で配合している。
 マツブサ独特の香りとヤマブドウのこくと深みが感じられる味わいといい、多くの人が楽しめる「やや辛口」に仕上げてある。若林正代表は「問い合わせが多くあり、楽しみにしてもらっている。箕輪の味として年末年始にたしなんだり、贈答用に購入してもらえれば」と話す。町のふるさと納税返礼品にも加わる予定だ。
 720ミリリットルで2000円。ワインの酒税や瓶、ラベルにかかる費用が上がる中、「大勢の人に味わってほしい」と、若林代表が自ら飯田市の加工所と伊那市のワイン工場を往復して経費を抑え、価格を据え置いた。
 予約も受け付けている。問い合わせは同店(電79・2265=午前8時〜午後7時)へ。月曜定休。
(写真は、「山葡萄とまつぶさのわいん」を手にする若林代表)