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裂き織り 芸術性高く—上伊那、諏訪の作家8人が茅野で作品展—

2023年12月1日


 上伊那、諏訪地域などに在住の裂き織り作家8人の作品展「織りに魅せられてⅡ」が、30日から茅野市民館で始まった。県展などへの出品作を含め、芸術性にあふれた見応えのある作品約100点を展示。初日から大勢の人が訪れて裂き織りの魅力を堪能している。
 出展しているのは天野弥生さん(長野市)、井口初枝さん(飯島町)、大槻恵子さん(南箕輪村)、金原幸江さん(岡谷市)、宮澤恵子さん(同)、寄藤妙子さん(東京)の6人と、賛助出展として原村原山在住の野中秀夫さん(74)ひろみさん(75)夫妻の2人。6人はいずれも、20年以上前に伊那市に住んでいた野中さん夫妻が開いていた教室で裂き織りの指導を受け、現在ではそれぞれが独立して作家活動をしている。8人が集まった作品展は8年前に続き、今回が2回目。
 会場には長さが2㍍以上ある大きなタペストリーや、県展などに出品した額入りの作品、裂き織りの布を使ったバッグなどが並んでいる。いずれも芸術性の高い作品で、野中秀夫さんは「技術の習得からスタートして自己表現ができるようになり、それぞれに個性あふれる作品が並んだ」と評価。ひろみさんは「素晴らしい作品が並んだ。これを機会に更にもう1歩も2歩も進んだ作品を作ってほしい」と話していた。
 4日(月)まで。午前10時〜午後6時(最終日同3時)。入場無料。