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開場へ準備着々と—伊那スキーリゾート来月16日予定—

2023年11月23日


 伊那市のスキー場「伊那スキーリゾート」で、12月16日(土)予定の今季オープンに向けた準備が進んでいる。機械を整備したり、建物の備品を修繕したり、従業員が忙しそうに作業。ゲレンデの雪作りは12月の寒い日を見計らって取りかかる計画で、行楽客を受け入れる環境を徐々に整えていく。
 今季のオープン準備は今月に本格化し、ほぼ連日の作業が続く。人工降雪機や圧雪車を屋外に出して点検、整備。居心地を良くしようと、傷んでいたという食堂フロアのカーペットは全てを取り換える計画でいる。
 雪作りは降雪機十数台を使用する。運営する伊那リゾートの担当者は「暖冬の予報が心配だが、楽しく滑れるようにしたい」と、降雪機2台を更新し、降雪性能を底上げ。コース一面に雪が積もっているようにする。
 小畑志門支配人は「利用者はコロナ禍前の人数に戻り、昨季は上伊那地域の子どもたちも大勢訪れてくれた。(早割の)日中利用のシーズン券は大幅に値下げした。今季も大勢に利用してもらいたい」と話している。
 早割券は同15日(金)まで。大人のシーズン全日(日中とナイター)が32000円、日中が15000円、ナイターが2万円。大人、子どもの1日リフト券も扱っている。いずれも通常に比べて安価で同スキー場で販売中。
 同スキー場には3コースが備わり、リフトは2基。乗り継げば最大で1200㍍を滑走できる。傾斜がなだらかで初心者、中級者向け。子ども用のそり専用ゲレンデもある。昨季は約4万人が来場したという。
 今季は来年3月20日(水=祝日)まで。リフト運行は午前8時〜午後9時。週末や年末年始などの連休は時間が異なるほか、土曜日を中心に午後11時まで滑ることができる「ロングナイター」の日も設定されている。
 問い合わせは同スキー場(電0265・73・8855)へ。
(写真は、コースに人工降雪機が設置され、整備が進んでいるところ)