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『落ちない』願い込め—受験シーズンの特別版サクラコマ—

2023年11月21日


 伊那市の「製造業ご当地お土産プロジェクトチーム」は受験シーズンに合わせ、ことしも受験生らを応援する玩具「サクラコマ」の特別版を発売した。同市高遠町の高遠城址(じょうし)公園の桜にちなんだ商品で、回すと花びらをかたどった5枚の羽が開く。20日に高遠町の弘妙寺で合格祈願があり、200個に願いを込めた。
 同寺は、境内で折れたイチョウの枝が別の枝に引っかかって春に新芽を出したとの逸話から、「落ちなかった」として合格祈願の寺と知られる。販売前に祈願を受け、化粧箱に入れた特別版は毎年用意し、11年目になる。
 チームは市内の13企業・団体でつくり、サクラコマは2013年に製品化。4月に軽井沢町であった先進7カ国(G7)の外相会合では、同市が出席した各国外相らに贈り、地域の魅力や地元企業の技術力を発信した。
 合格祈願にはチームメンバー6人が出席。サクラコマを前に、松井教一代務住職が読経し、一人一人焼香した。チームリーダーで、製品設計のスワニー(本社・同市富県)の橋爪良博社長(48)は「時代の流れ、変化が早くて製品が移り変わる中、ずっと愛され続けている。受験生やサポートする人に使ってほしい」と話していた。
 1個税込み1320円で、同日から販売開始。同社ウェブショップのほか、市役所売店や高遠さくらホテル(高遠町)でも扱う。
(写真は、回すと花びら型の羽が開く「サクラコマ」)