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彩り豊かに錦秋の訪れ 紅葉の出早公園

2023年11月6日


 岡谷市内随一の紅葉の名所、出早公園(長地出早)がにぎわっている。木々の色づきを目当てに、この3連休はいずれも駐車場が県内外の車両でいっぱい。最終日の5日も観察会が開かれるなど、来園者は今が盛りの秋を満喫した。園内の植物の保護・育成などに当たる「愛楓会」によると、まだ葉が緑色の木もあり、あと10日ほどは楽しめそう。
 同公園の植物を愛好する人でつくる「花人の会」はこの日、カエデの観察会を企画し、20人以上が参加した。愛楓会の元会長、鮎沢健二郎さん(長地出早)の案内で、園内に植わる約20品種の見分け方などを聞いた。
 鮎沢さんによると、今季は高温などの影響もあり、紅葉のペースは例年と比べて5〜10日ほど遅いというが、「これから出早雄小萩神社近くの葉が黄色くなり、夕日に照らされればそれはまた絶景」。花人の会の伊東君江代表(長地出早)は「出早は一年を通して植物が楽しめる。きょう聞いた話を踏まえ、また違った視点で観察を楽しんでほしい」と期待していた。
(写真は、3連休中は多くの人が訪れた出早公園=5日)