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「もみじ湖」紅葉見頃に

2023年11月2日


 約1万本のモミジが植わる箕輪ダム「もみじ湖」周辺の紅葉が見頃を迎えつつある。上流の景勝地も色づきが進み、連日多くの観光客が訪れている。1日からは、交通渋滞対策のマイカー規制も開始。初日は大きなトラブルもなく、来場者は散策したり、写真を撮ったりしながら、赤や黄の葉が織りなす絶景を楽しんでいた。
 晴天が広がった1日は、平日にもかかわらず家族連れや友人グループのほか、海外からの観光客も訪れ、たくさんの人でにぎわった。末広広場へ続く「もみじのトンネル」では、美しいアーチに、「きれい」と歓声を上げる人も。町の観光ボランティアガイドからもみじ湖の歴史やモミジに込められた住民の思いなどを聞くと、感慨深げに木々を眺めていた。
 キッチンカーや土産の出店などが並ぶ竹の尾広場の「マルシェ」では、コーヒーを飲んだり、軽食を取ったりして、散策の疲れを癒やした。
 8日(水)までの規制中は、駐車場を事前予約した上で来場し、イベント広場から竹の尾広場まではシャトルバス(JR伊那松島駅—末広下駐車場間も運行)で移動する。初日のバスの乗車率は半分ほどで、混雑なく運行していた。
 初めて訪れたという富山県の夫婦は「イベント広場から15分間隔でバスが出ていたので待ち時間もなく、スタッフの人もたくさんいてスムーズに動けた。モミジの本数も多く、紅葉も素晴らしくて来てよかった」と笑顔だった。
 マイカー規制は午前7時〜午後5時。
(写真は、紅葉が広がる「もみじのトンネル」=1日)