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諏訪湖周サイクリング・ジョギングロード 岡谷市湊の小坂—小田井3日セレモニーと試走

2023年11月1日


 県と諏訪湖周3市町が連携し、整備を進める「諏訪湖周サイクリング・ジョギングロード」(約16キロ)で、県諏訪建設事務所が施工する岡谷市湊の一部区間約1.6キロ(小坂交差点—小田井交差点間)が完成し、3日(金=祝日)に開通する。これで全体の整備率は、同区間を含めて82.5%。同日午前9時過ぎにセレモニーを開いた後、地元の小坂、花岡両区民に呼びかけ、試走会を実施し、同9時半ごろ一般開放する予定。
 2019年に策定された「諏訪湖周自転車活用推進計画」に基づき、来年3月末までに全区間の開通を目指し、4者で担当する区間の整備をそれぞれ進めている。同事務所によると、県と諏訪湖周市町別の整備率(湊区間が開通する今月3日時点)は県が80.9%、岡谷73.9%、諏訪93.1%、下諏訪82.9%。
 このうち県が施工する諏訪市ヨットハーバー—岡谷市釜口水門間(時計回り)の6.6キロは、既に開通しているヨットハーバー—小坂交差点間と今回の小坂交差点—小田井交差点を含めて、約5.2キロが走行可能となる。
 工事は既存のジョギングロードをサイクリングロードに再整備し、諏訪湖側を舗装した上に厚さ1センチほどのゴム状のジョギングロードを新たに施工。道幅は共に3メートルで、安全対策として両道間に縁石を置き、一部に転落防止の柵を設置した。サイクリングロードの中心には破線、進行方向を示す路面標示(自動車と同じ左側通行)も印字した。
 このほか、整備計画でトイレや駐車場などの休憩施設「小径(こみち)の駅」候補地の整備も進められ、小坂交差点近くの湊湖畔公園近くには車20台分の駐車場と駐輪スペースを新たに設けた。
 県事務所整備課は「交通ルールを守って、安全に利用してほしい。小田井交差点—釜口水門間は現在工事を進めており、不便と迷惑をおかけするが、協力をよろしくお願いします」としている。