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紅葉眺め交わす杯 出早公園で4年ぶり観楓会

2023年10月29日


 岡谷、下諏訪両市町の関係者が紅葉の下で交流する第66回「観楓会」が28日、岡谷市長地出早2の出早公園であった。新型コロナの影響で4年ぶりに開き、約260人が出席。色づき始めた市内随一の紅葉を眺めながら杯を傾け、歓談した。
 市と市観光協会、園内の管理や植物の保護育成に取り組む愛楓会が主催。毎年、下諏訪町の水月公園で4月に開かれる「観桜会」と交互に行き来し、交流を深める。今回は2市町の観光協会や経済団体、議会、消防団、諏訪市関係者などが参加した。
 早出一真市長は「出早公園は四季折々、素晴らしい景色があり、市内外から多くの人に訪れてもらいたい。互いに連携した街のにぎわい創出を願う」とあいさつし、市観光協会の薩摩建会長は「岡谷、下諏訪、諏訪で手を取り合い、地域を盛り上げようという思いで懇親を深め、気軽に相談できる関係づくりをして」と歓迎の意を表した。
 愛楓会の鮎澤正彦会長は「観楓会はちょうど100年前に始まったとされ、間が抜けて1958年に戦後の第1回が復活した。66回を迎えられて非常にうれしい。大勢で楽しくやってもらいたい」と話し、来賓の宮坂徹町長は「ここ数年はコロナ禍で胸襟を開いて交流する機会がなかった。3年のブランクを取り戻すべく、それぞれの立場でいい交流をさせていただければ」と祝辞を寄せた。
 市議会の今井康善議長の発声で乾杯。地元横川区の長持、子ども木やり、花笠踊りもあり、会場を盛り上げた。
 (写真は、子ども木やりに合わせ「よいさ」と声を上げる参加者)