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一面の穂 風に揺れ—霧ケ峰高原でススキ見頃に—

2023年10月22日


 諏訪市郊外の霧ケ峰高原で、ススキが白い穂を付けて風に揺られている。標高1500㍍〜1925㍍の草原は、夕方になると陽光に照らされて金色に輝き、県内外からの来訪者が、絶景を目に焼き付けながら深まりゆく秋を実感している。
 霧ケ峰インターチェンジ近くの県道40号(ビーナスライン)沿いに、ススキが広がる。県霧ケ峰自然保護センターによると、9月初めから穂を付け始め、今月末まで楽しめるという。17日午後4時過ぎには、カップルや友人同士、写真愛好家らがカメラやスマートフォンで白いふわふわした穂と記念撮影を楽しんでいた。
 来年6月に結婚を予定しているという30歳代男性(東京都)は「地元のきれいな景色を見せたくてきた。生まれ育った地域の自然の美しさを知ってもらえて良かった」と話し、婚約者の30歳代女性は「聞いていた想像以上にきらきらしていて本当にきれいだった。この感動は忘れないと思う」と笑顔だった。
(写真は、金色に揺れる霧ケ峰高原のススキ=午後4時20分ころ)