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湖畔のかりん並木 甘い香りの収穫

2023年10月18日


 諏訪市の諏訪湖畔の「かりん並木」で17日、カリン(マルメロ)の収穫が行われた。ヨットハーバー前と島崎川から衣之渡川までの湖畔線約850メートルに植わった約130本の果実を市職員11人が丁寧にもぎ取った。20日(金)から市役所1階ロビーで市民に1人2個まで配布の予定でいる。
 並木は1966年に湖畔道路の完成に合わせ植樹された。在来種の本かりんは20本ほどで大半はマルメロで、5月の大型連休ころにはかれんな花を咲かせ、秋には甘い香りを漂わせて湖畔の散策者を楽しませる。消毒や袋かけの管理は小和田果樹組合が請け負う。
 ことしは実の大小にばらつきはあるものの、収量は昨年並みの2トンほどを見込む。果実は市内の加工業者に販売、公共施設に配布する。本かりんは収穫せず、鑑賞用に残す。(写真は湖畔のかりん並木で収穫する市職員)