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各種催し大勢が満喫 「ジャスコ通り」で産業まつり

2023年10月15日


 下諏訪商工会議所は14日、県道岡谷下諏訪線(通称ジャスコ通り)の一部区間を歩行者天国にし、「しもすわ産業まつり」(町共催、下諏訪市民新聞社など後援)を開いた。会場にはキッチンカーや飲食品を扱うブース、物販のテントなどが並び、さまざまなイベントを詰めかけた大勢の人たちが楽しんだ。夜には町道湖岸通り線沖の諏訪湖から花火約2800発を打ち上げ、多くの来場者の感動を誘った。
 広々とした同通りの「古川」—「湖浜」交差点間約400メートルを使い、新型コロナウイルス感染症の影響で疲弊した地域に活力と元気を呼び込むことを目的に2020年に始まり、ことしで4回目。実行委員会を組織し、商議所青年部の主導で準備を進めてきた。
 会場内をイベント、飲食・物販、展示の3エリアに分け、このうち飲食・物販には地域の食や物産などを販売したり、活動内容をPRしたりする42の出店があった。展示エリアでは白バイやはしご車などを並べ、制服に着替えて記念撮影する子どもたちの姿も見られた。
 イベントエリアでは下諏訪向陽高校生有志約20人の協力で、輪投げや射的などの縁日コーナーを開いたほか、進工機械製作所(本社・社東町)が本物をスケールダウンしたミニSLを運行し、開始早々にほとんどの切符が売り切れる人気に。祖父母と30メートルの線路を往復した子どもは「楽しかった」とうれしそうな表情を見せていた。
 商議所の小林秀年会頭は「広いジャスコ通りを歩行者天国にして、地域を元気付けたいと始めたが、4回を経て我々の想像以上に多くの人が来てくれるイベントになった。人が集まるイベントを続けていかないと、町の経済は良くならない。できれば来年以降も開いていきたい」と継続に意欲を示した。