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ドローン配送へ下諏訪でデモ飛行 イオンが新店舗での運用目指し

2023年10月14日


 2025年を目安に、旧イオン諏訪店跡地(下諏訪町南四王)での新店舗開店を目指すイオンリテール(本社・千葉県)などは13日、ドローンでの物資輸送実用化に向けたデモンストレーション飛行を赤砂崎公園で行った。新店舗は、商品などをドローン配送する同社初の店舗となる計画で、住民理解や期待感の高揚も図ろうと実施。7.2キロの災害支援物資を載せて諏訪湖上を含めた約1キロを飛行し、成功させた。
 デモ飛行は、同社が6月にドローン物流の社会実装について協定を結んだ日本航空(本社・東京都)、KDDIスマートドローン(同)と行った。町ともドローンを活用した住民サービス向上に関わる連携協定を結んでおり、今回は同社が災害発生時に物資を供給することを想定した。
 使用したドローンは、六つのプロペラを備えた高さ60センチ、縦横ともに160センチ。事前にプログラミングされた経路を自動で運行する、KDDIスマートドローン開発のシステムを使い、約1.2キロ離れた町役場3階から日本航空の操縦者がシステム上で飛行開始の指示を出して飛ばした。
 登載した物資は、2リットルペットボトルの水3本とブルーシート。万が一に備えてリモコン操作ができる体制を取り、デモ飛行を開始。約40メートルまで上昇して諏訪湖に向かい、湖上で旋回して赤砂崎公園に戻った。
 イオンリテール経営企画本部広報部の大瀧和孝さんは「宅配が最終目標ではあるが、災害時に活用できることが分かった。下諏訪で実証実験を繰り返し、25年の実用化を目指したい」と話した。取材に宮坂徹町長は「新機軸の店舗が下諏訪にできることがますます楽しみになってきた。検証を重ね具体化を進めてほしい」と期待した。
(写真は、物資を積んで飛行するドローン)