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ハロウィーンの彩り豊作—富士見高が町の祭りに観賞カボチャ—
2023年10月4日
富士見高校の園芸科機械・環境コースの3年生11人は2日、学校敷地内の農園で富士見町の「縄文ハロウィン祭り」の飾りに使う観賞用カボチャを収穫した。同町商工会と一緒に作業し、実りの秋を感じながら約50個を軽貨物車に載せ豊作を喜んだ。
毎年続く恒例作業。町商工会によると、カボチャはこれまで原村の八ケ岳中央農業実践大学校から買い付けていたが、「地元で育てたものを使いたい」と5年ほど前に同校に相談。「地域おこしになるのなら」と快諾を得て以来、毎年依頼する。
品種は「アトランティックジャイアント」。同校によると、5月中旬に種をポットに植えて育て大きくなったところで畑に定植し、除草と水やりをしながら収穫まで見守ってきた。育ったカボチャは大きいもので直径40㌢ほど。例年と比べ、数は少ないものの大きく実ったという。
つるをはさみなどで切断後、協力しながら2台の軽貨物車に運搬。瞬く間に荷台がオレンジ色でいっぱいになった。3年の茅野滉朔さん(18)=茅野市湖東=は「ことしもいいカボチャがたくさんできた。バリエーションも豊富で一個一個表情も違うので、一つ一つの姿を楽しんでほしい」と笑顔。商工会商業部の名取勇会長(56)は「町の人も高校生の作るカボチャを楽しみにしていて、祭りで並べるのが今から楽しみ。地域とできることはありがたいし、高校生が関わることで祭りもにぎやかになる」と話していた。
19日(木)に町商工会館で開く「ジャック・オー・ランタンをつくろう!」と、21日(土)に同町駅前商店街で開催予定の縄文ハロウィン「ホコ天祭り」で利用する。同校では14日(土)に開く文化祭「しらかば祭」でも飾るという。
(写真は、大きく育った観賞用カボチャを載せる生徒)