NEWS

本宮一の曳行は豊田・四賀地区に

2016年2月16日

 4月2日(土)に幕を開ける諏訪大社上社御柱祭で、本宮と前宮に建てる8本の柱の曳行担当を決める「抽籤(ちゅうせん)式」が15日、諏訪市中洲の本宮で行われ、注目の本宮一の柱は同市の豊田・四賀地区が引き当てた。8本の柱の担当地区が確定したことで、本番に向けて祭りムードは一気に過熱する。
 豊田・四賀地区が本宮一を曳行するのは、1902(明治35)年に現在の地区割りになってから、1920(大正9)年以来96年ぶり2回目。
 同地区抽籤総代の北澤重秋さんは「心に秘めている柱はあったが、まさか本一を頂けるとは思わなかった。祈祷(きとう)を続けてきた皆さんに感謝したい」と喜びを語った。
 本抽籤は、予備抽籤を経て①玉川・豊平②原・泉野③富士見・金沢④ちの・宮川⑤中洲・湖南⑥境・本郷・落合⑦豊田・四賀⑧米沢・湖東・北山—の順に行われ、それぞれの抽籤総代がこよりを引いた。
 前日の春陽気が一転、清めの雪が舞う冬らしい寒さのなか、境内は8地区の氏子で埋まり、社務所前にエルシーブイが設置した大型モニターを見守り、結果が伝えられると、大きな歓声とどよめきが起こった。
(表は抽選結果による曳行分担)

chusen