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2日に「高遠城下まつり」 ステージ発表や花火も

2023年8月30日

高遠
 伊那市高遠町の「ご城下通り」(国道361号)などで9月2日(土)、第51回「高遠城下まつり」が開かれる。新型コロナの影響で4年ぶり。恒例の「町民踊り」の実施は見送ったものの、歩行者天国となる会場周辺には屋台が並び、地元小中学生や団体によるステージ発表、花火などの催しで晩夏の高遠を盛り上げる。
 市や地元の関係組織、団体などでつくる実行委員会が主催。旧高遠町時代に始まったという「絵島まつり」が前身で、市町村合併後も名前を変えて続けている。
 通りは午後1時〜7時半、JR高遠駅—高遠郵便局間を交通規制。観光案内所隣の仲町駐車場を「おまつり広場」としてステージと観覧席を設け、地元実業団などの屋台も並ぶ。祭りは2時にのろし上げと太鼓演奏で幕開けし、2時20分からはオープニングイベントがある。
 通りや広場には、参加団体が芸能や楽器演奏、踊りなどで出演予定。高遠北小学校と高遠小、孤軍高遠城伝承会はそれぞれ「孤軍高遠城」、高遠小おはやしクラブは「高遠囃子(ばやし)」を披露する。高遠そばや餅の振る舞い、高遠消防署による消防車両の展示や放水体験など多彩な催しがある。
 花火は高遠町総合グラウンドを観覧場所に、7時15分から三峰川対岸の河川グラウンドで打ち上げ。スターマイン6基を含め計300発用意する。
 町民踊りは、コロナ禍で期間が空いたことや高齢化などを理由に参加できない地区があることを受け、今回は見送った。実行委事務局の市高遠商工観光課は「踊りがなく寂しい面もあるが、4年ぶりでコロナが明けて1回目の祭りになる。多くの人に訪れてほしい」としている。(写真はパンフレットを手に祭りをPRする関係者)