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煙に思い込めつなぐ—15市町村で武田信玄狼煙リレー—

2023年8月27日

のろしリレー230826
 武田信玄が情報伝達で使ったのろしを再現する第16回「武田信玄狼煙(のろし)リレー」が26日、中南信の15市町村28カ所であった。自治体や有志などでつくる武田信玄狼煙会が企画。起点の根羽村から伊那谷を経由して終点の塩尻市までの延長約120㌔を、ほぼ途切れることなくつないだ。
 しだれ栗森林公園(辰野町)の展望台では、昨年度と同様に町民有志でつくる「たのめの里狼煙同好会」がのろしを上げた。参加した約10人は、長さ約10㍍の煙突付きののろし台を設置。松や杉の葉を燃やして、塩尻市の「いの字山」に設けられた中継点へ白煙で合図を送った。
 煙は煙突を抜けて一気に上がった。いの字山から上がったのろしを確認すると、会員らは安心した様子。同会会長は「ことしは風がなかったせいか、きれいに煙を上げることができた。リレーをすることで人と人のつながりの大切さを知ることができた」と振り返っていた。
 狼煙会事務局の松川町中央公民館によると、世代を超えて歴史文化を学び、地域間交流もする目的で開催。担当者は「今回も大勢の人が参加し、のろしリレーを企画することができた。戦国時代の情報伝達の体験を通じて広域連携するイベント。これからも続けていきたい」と話していた。
(写真は、のろしを上げて次の中継点へ合図を送る場面=しだれ栗森林公園展望台で)