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田中希実選手茅野市で練習公開　雨の中インターバル走励む

2023年8月2日

田中選手
　19日（土）に開幕する「ブダペスト2023世界陸上選手権大会」に出場予定の田中希実選手(23)＝ニューバランス＝が１日、茅野市運動公園陸上競技場で報道陣に練習を公開した。あいにくの雨となったものの、短時間に集中して何度も足取りを確かめた。
　田中選手は、兵庫県小野市出身。中学から競技を始め、これまでに2018年Ｕ20世界選手権3000メートルで金メダルを獲得し、23年日本選手権1500メートルは４連覇、5000メートルは２連覇をそれぞれ達成するなどトップ選手として活躍。21年東京五輪では女子1500メートルで日本人過去最高の８位入賞を果たした。
　７月31日に茅野市に入り、この日のメニューは約30分間ほどウオーミングアップと100メートルのインターバル走。400メートルトラックを３周ほど走った後は、父でコーチの健智さんが読み上げるタイムを聞きながら、６本のインターバル走に取り組んだ。
　合同取材会で田中選手は世界陸上に向けて「決勝に1500メートルでも5000メートルでも残ることができれば、伸び伸びと戦う気持ちを持っていけると思う。昨年は5000メートルで残っても、戦う気持ちがなかったので、そこは持っていきたい。その経験を生かして、より上の入賞圏内、メダル圏内を狙っていきたい」と抱負を語った。
　きょう２日まで同市で練習し、３日（木）から９日（水）まで東御市で高地トレーニングに励み、国内最後の調整をするという。（写真は練習に打ち込む田中選手＝茅野市運動公園陸上競技場で）