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諏訪五蔵「呑みあるき」5年ぶり9月に開催へ

2023年7月26日

うえぶ呑み
 諏訪市の国道20号沿いに並ぶ諏訪五蔵を巡り地酒を味わう「上諏訪街道まちあるき呑(の)みあるき」が9月30日(土)正午から4時間、元町交差点から諏訪2丁目交差点までの同国道を歩行者天国にして開かれる。実に5年ぶり、39回目。車両通行止めにしての開催は初の試み。チケットはインターネット販売に限って3500枚を用意。待ちに待ったファンに向け、きょう26日に販売を始める。
 イベントは、2018年秋を最後に中止になっていた。長年の課題であった参加者の安全確保や泥水対策などを解決するため、19年は休止して検討期間を設けた。上諏訪街道21、諏訪観光協会、諏訪湖温泉旅館組合、諏訪商工会議所に、市や市飲食店組合連合会、市商業連合会などが加わる新組織「上諏訪街道まちあるき呑(の)みあるき実行委員会」を設け、20年3月には国道20号を歩行者天国にする計画だったが、コロナ禍が始まり、昨年まで開催されることはなかった。
 歩行者天国になるのは、諏訪五蔵が並ぶ約500メートル間。1蔵5種類の酒を用意し、あらかじめ酒をついだプラスチック容器を受け取って試飲してもらう。沿線の3カ所の駐車場にはつまみ屋台、路上には休憩所や諏訪地域や諏訪市魅力発信ブースも設ける。
 正午から午後6時までは国道20号四賀武津交差点からヨットハーバー間が中型、大型車のう回ルートになる。
 25日に諏訪5蔵や上諏訪街道21のメンバーが会見を開き、概要を説明。副実行委員長を務める宮坂醸造の宮坂直孝社長は「コロナ禍以前は、全国各地の日本酒ファンが交流を深め、友達になれる場だった。諏訪を好きになってくれる人が増えてくれたら」と再出発への意気込みを話した。
 チケット代は4000円。1人10枚まで購入できる。当日はJR上諏訪駅間のアーク諏訪2階にチケット引換所を設け、まち歩きも楽しみながら会場に向かってもらう。
(写真は、5年ぶりの呑みあるき成功へ力を込める五蔵と上諏訪街道21の関係者)