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従来の形態に復活 上諏訪温泉朝市始まる

2023年7月17日

朝市
 「上諏訪温泉朝市」が16日、諏訪市湖岸通りの片倉館駐車場で始まった。昨年まで2年間は出店者有志で運営したが、ことしは元に戻して実行委員会「上諏訪温泉朝市の会」が企画。出店数も増え、訪れた地元客や観光客らは、出店者との会話を楽しみながら、新鮮な野菜や食品などを買い求めた。
 ことしは4年ぶりに組織として取り組み、以前のようにイベントも復活させる。9月24日までの毎週日曜日に計11回、午前8時から1時間半開く。
 初日は17店がブースを設けた。地元産の野菜、パン、洋菓子、肉まん、手作り品などが並んだ。開会式も開き、来賓の金子ゆかり市長は「夏の観光シーズンが本格化した。ちょっと地域を歩きたいという観光客には片倉館一帯は最高の場所。おもてなしで諏訪の魅力を発信してほしい」と期待を込めた。イベントも復活し、この日はリンゴの収穫で活躍する高所作業車体験。体験を待つ親子連れの列ができた。
 片倉館に入浴を希望して情報を検索した際に朝市のことを知った栃木県の男性は「いろいろな朝市に訪れたことはあるが、歴史のある建物を見ながらの買い物は風情がある」と話した。
 コロナ禍が始まった2020年は中止、21、22両年は会の有志でつないできた。会長の山田和市さん(61)は「やっとこの日が来た。楽しい朝市にしていきたい」と力を込めた。23日(日)は高原セロリとヨーグルトの試食販売、30日(日)は機織り体験を予定する。
 観光客の滞在・周遊の促進、満足度の向上、地元農産物の販路拡大を目指して、12年に県の主導で試験的に開いたのが始まり。好評だったことから、13年1月、民間と行政機関が連携して「上諏訪温泉朝市の会」を立ち上げて運営を続け、16年度からは出店者と片倉館の自主運営に転換した。(写真は朝市で出店者とやりとりする来場客)