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除草のため双子ヤギ飼育 岡谷市の今井商工

2023年7月13日

うえぶヤギ飼育
 非鉄金属販売・切断などの今井商工(岡谷市)は、敷地内の除草のため、双子の雄ヤギを飼育している。これまでは草刈り機で手入れをしていたが、環境負荷を軽減し、従業員の癒やしになれば—と始めた取り組み。かわいらしい姿で、伸びた雑草をおいしそうに食べている。
 同社の敷地約1万2000平方メートルのうち、緑地は30%ほどを占める。南木曽町のヤギ牧場「MAUKA LANI GOAT FARM(マウカラニゴートファーム)」から、ヤギは寂しがりのため2匹一緒に飼うことを勧められて購入。飼育に当たっての指導も受け、約8畳の小屋を建て、フェンスの設置も進めている。
 ヤギたちは5月1日生まれで、体高50センチ余り、体重15キロほど。現在は乳離れしたばかりのため、普段過ごしている小屋から毎日1時間ほど「出勤」している。人では手入れのしにくい斜面を好み、成長すると1匹で1日3〜5キロ、10平方メートルほどの草を食べるという。今後は従業員が持ち回りで世話し、いずれは近隣保育園との触れ合いなども行いたい考えだ。
 名前は従業員から募集中。同社企画室の福本克三室長(60)は「ヤギさんを通して、皆さんに会社のことを覚えてもらえれば。従業員みんなで育てていきたい」と目を細める。
(写真は、元気に敷地内の草を食べるヤギ)