NEWS

岡谷で「世界和太鼓打ち比べコンテスト」 各賞決まる

2023年6月26日

ウエブ和太鼓
 「世界和太鼓打ち比べコンテスト」は最終日の25日、岡谷市カノラホールで一人打ち、ジュニア団体各部の本選を行った。一人打ちは前日の予選を勝ち抜いたジュニア5、マスターズ(45歳以上)5、男子16、女子6の計32人(予選免除者含む)、ジュニア団体には事前の映像審査を突破した4組が出場。最優秀賞に当たる文部科学大臣賞のうち、一人打ちは青木よしあきさん(32)=愛知県=、ジュニア団体は「信濃国松川響岳太鼓子供会」(長野県)に決まった。
 前日の予選の熱気そのままに個人、団体がそれぞれステージへ。ばちに全身の力を込め、ホールが振動するほどの勇壮な演奏を披露し、会場からは盛んな拍手が送られた。
 一人打ちの男女、ジュニア団体、グランドチャンピオン大会優勝者は、8月の市民祭「岡谷太鼓まつり」のメインステージに立つ権利が与えられる。
 文科相表彰の青木さんは「予選を通らず、何度も悔しい思いをしてきた。岡谷は太鼓のまち。本祭でも、恥ずかしくない演奏を披露したい」と喜んだ。
 ジュニア団体「信濃国松川響岳太鼓子供会」の中村光星さん(17)は「この日のために練習し、やり切った。結果も付いてきて良かった」と笑顔だった。
 大会は2000年のミレニアムを記念し、直径2千ミリの平胴太鼓を製作したのを機に市などの主催で開始。8月の市民祭「岡谷太鼓まつり」の先陣を切るイベントだが、本祭と同様コロナ禍で中止を余儀なくされ、4年ぶりの開催となった。
 参加者は一人打ちが延べ65人、ジュニア団体は9組、歴代の一般団体の部優勝チームが集う「グランドチャンピオン大会」に5組が出るなど、従前と同規模で実施した。まつり企画委員会打ち比べコンテスト部会の横山隼人部会長は「4年ぶりで不安もあったが、やっと岡谷のまちに太鼓の音が戻ってきてうれしい」と語った。
 文科相表彰以外の入賞者は次の皆さん(一人打ち男子とジュニア団体の優勝は文科相表彰受賞者が兼ねる)。
【一人打ちの部】
▽男子準優勝=塚本鷹(埼玉県)▽同3位=堀田幸(熊本県)山内勇人(静岡県)
▽女子優勝=奥村魅音(石川県)▽同準優勝=近藤玲未(東京都)▽同3位=工藤未来(同)
▽ジュニア優勝=坂本悠菜(神奈川県)▽同準優勝=吉濱吏琥(同)▽同3位=上大蔵(栃木県)
▽マスターズ優勝=上光(栃木県)▽同準優勝=上龍(同)▽同3位=國分入道光雲(愛知県)
【団体の部】
▽ジュニア準優勝=上州高山いぶき太鼓(群馬県)

 今回のコンテストで、久しぶりに行われた「グランドチャンピオン大会」。2015年〜19年の一般団体の部、歴代優勝チームが集まって「頂点の中の頂点」を決めた。審査の結果、「天城連峰太鼓」(静岡県)が栄誉をつかんだ。
 同大会は、これまでも市民祭「岡谷太鼓まつり」の節目に合わせて実施。今回は当初、20年に組み込んでいたが、コロナ禍で打ち比べコンテスト自体が中止となっていたため、ようやく実現することができた。
 天城連峰太鼓は、いつもは穏やかな山が突然、様相を変えて地震の前兆で鳴動する様子を表現した「山鳴り」を披露。息の合ったばちさばきで観衆を引き寄せると、最後まで一糸乱れぬ演奏を見せ、喝采を浴びた。
 代表の鈴木憲久さん(45)は「『楽しく、一生懸命』を目標に活動している。いろいろな年代がいて、優勝にはそれぞれ気持ちがあったと思うが、楽しくたたけて、更に優勝できてうれしい」と話した。
 (写真は、グランドチャンピオン大会で優勝した「天城連峰太鼓」)