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下諏訪町4年ぶりに柴舟曳行へ 人数制限などで規模縮小

2023年6月24日

お舟祭り本祭り190801
 諏訪大社下社の夏の遷座祭「お舟祭り」打合会は23日、秋宮参集殿で開き、御頭郷地区による柴舟曳行を、2019年以来4年ぶりに行うことを決めた。ただ、新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが緩和されたものの、完全に終息していない状況を踏まえ、柴舟に乗る人数を制限したり、曳行を2班の交代制にしたりして祭りの規模を縮小し、参加者の安全を確保する。
 打合会には祭りに奉仕することしの御頭郷、富士見町落合・富士見、茅野市金沢地区大総代をはじめ、町内大総代、町、町区長会、諏訪署、諏訪広域消防などから関係者約80人が出席。北島和孝宮司は「コロナの規制が緩くなってきたが、なくなったわけではない。昨年同様に縮小したかたちで祭りを行いたい。御頭郷の皆さんに私の方からお舟の曳行をお願いし、曳行の仕方を考えてもらった。時間やルールを守り、曳行に集中して秋宮に曳きつけてもらいたい」とあいさつし、今後の見本となる曳行に期待した。
 御頭郷地区では北島宮司の意向を受け、3地区で大社とも調整しながら事前協議を重ね、通常は20人の柴舟に乗る人数を12人に制限。胴棒と元綱を含む約600人の曳行係を2班に分け、春宮から大社通り入り口の四ツ角交差点まで300人ずつ交代で担当し、密を避けたり、決められた時間内の曳行を徹底する。四ツ角交差点からは全員で曳き上げ、午後5時半までに秋宮境内に曳き込み、時間に余裕があれば神楽殿の3周や柴舟を倒す「お舟返し」も行いたいとした。午後7時には全日程を終了して解散する。
 お舟祭りは毎年8月1日に行われ、春宮に祭られている御霊代(みたましろ)を秋宮に遷(うつ)す遷座の行列に続き、下諏訪町内の氏子有志が奉製した柴舟が、春宮から秋宮まで曳行される。コロナの感染が広がった20年以降、曳行は人が密集して感染のリスクが高いとして中止され、諏訪大社の祭神、建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)を意味するともされる翁(おきな)、媼(おうな)の人形を持った人形保存会員を中心に、御頭郷地区の大総代や柴舟奉製会員がお舟の形に隊列を組んで両社間を歩き、曳行に代えていた。
 柴舟は神事の後、午後2時ごろ春宮を曳き出し。先行する遷座の行列も昨年同様、稚児や舞姫の参加を見送ったり、町内白丁奉仕員の数を減らしたりして、通常の200人から100人程度に規模を縮小する。
 打合会で町お舟祭り実行委員会は、前日の7月31日(月)に「町民祭り」として宵祭りを行う方向で、関係団体と調整していることを明らかにした。26日(月)に開く総会で正式決定する。
 本祭りの1日(火)については、柴舟曳行を最優先したいという大社の意向を受け、コロナ前に実施していたパレードなどの催し物は一切行わず、交通規制などのサポートに徹底したいと報告した。
(写真はコロナ前の19年に柴舟を曳行する旧岡谷地区の氏子たち)