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想像力かき立てて　辰野美術館アータビアワード入賞作品を展示

2023年6月21日

ＨＰ230620アータビ作品展
　辰野美術館で25日（日）まで、国際的な現代アート作品の初コンテスト「ＡＲＴａｂｉ（アータビ）2023国際現代アートアワード」の入賞作品が展示されている。世界各国の作家独自の感性で描かれた絵画を中心とした30点が並び、来館者の目を引いている。
　世界12カ国の16〜78歳の作家から374点の力作が寄せられ、１次と２次審査で入賞作品を決めた。グランプリに選ばれたのは香港のフォン・ホイ・シャンさんの作品。ワニとワニのおもちゃの歯をきれいにする２羽の鳥が中国絵画の伝統的技法で描かれている。
　ほかにも空想の動物園をはじめ、台湾と日本での生活や、愛などをテーマにした絵画が並んでいる。特殊な仮面をかぶった女性を被写体にした写真や紙を何枚も重ねた立体作品もあり、それぞれの作家の個性を楽しめる。国内外の招待作家７人の作品も展示されている。
　コンテストは海外進出を目指す作家の支援や町の国際交流の発展を目的に、空間デザイン設計を手がけるファーストアイデアジャパン（東京都調布市）が企画。入賞作品展は７月に東京、10月に香港でも開催する。同社の内山敏琪社長は「素晴らしい現代アート作品ばかり。多くの人に見てもらい、世界に発信していきたい」としている。
　開館時間は午前９時〜午後５時。23（金）24（土）両日は「ナイトミュージアム」と銘打ち、閉館時間を２時間延長して７時にする。入場料は一般500円。高校生以下無料。問い合わせは同館（電0266・43・0753）へ。
（写真は、現代アート作品のコンテンスの入賞作品が並ぶ辰野美術館）