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新人躍進 ２現職が涙　　投票率は過去最低に

2023年4月24日

　任期満了に伴う辰野町議選は23日投票、即日開票され、14人の顔ぶれが決まった。現職８人と新人６人が当選し、現職２人と新人１人が涙をのんだ。投票率は、直近で選挙戦となった2015年の前々回を7.48ポイント下回る59.10％となり、過去最低だった。
　党派別では共産２人、公明１人、ほかは無所属。女性議員は改選前と同じく３人。いずれも３人が立候補し激戦区となった平出と川島はそれぞれ１人が落選した。議員空白区だった下辰野は２人、同じく空白区の小野、北大出は各１人の議員が誕生。ほかは宮木が２人、赤羽、沢底、新町、羽場が各１人だった。
　トップ当選は984票を得た現職の小林テル子氏。子育てや若者支援を訴え、支持を集めた。地元を中心に他地区にも支持を広げた現職の古村幹夫氏と空白区の小野から立った新人の牛丸圭也氏が続いた。本田光陽氏は20歳代での当選となった。樋口博美氏と池田睦雄氏の現職２人と新人の松田道人氏は届かなかった。
　現行の定数となった07年以降では、11年と15年の16人を超えて最多となる17人が争った今回の町議選。新人７人が立候補した背景には、1961年の町制施行以降初めての定数割れになった2019年の前回選があった。大きな争点が見当たらない中、各候補は子育て支援や災害に強いまちづくりなどを公約に掲げて舌戦を繰り広げた。
　当日の有権者数は１万5567（男7575、女7992）人。

【辰野町議選（定数14）結果】
（選管確定、上から得票順、案分票は小数点以下省略）

当選　小林テル子(69)無・現②　984票
当選　古村　幹夫(55)無・現②　928票
当選　牛丸　圭也(53)無・新①　737票
当選　松澤千代子(72)無・現②　713票
当選　津谷　　彰(58)公・現②　634票
当選　向山　　光(69)無・現③　624票
当選　舟橋　秀仁(57)無・現②　616票
当選　栗林　俊彦(65)無・新①　612票
当選　高木　智香(41)共・新①　546票
当選　本田　光陽(29)無・新①　515票
当選　吉澤　光雄(70)共・現②　505票
当選　林　　政美(67)無・新①　465票
当選　本多　慶司(44)無・新①　323票
当選　小澤　睦美(75)無・現③　285票
　　　樋口　博美(65)無・現①　283票
　　　池田　睦雄(68)無・現①　282票
　　　松田　道人(49)維・新　　 66票
開票率100％　無効81票　持ち帰り・その他０票